2023年6月 7日

阿波や壱兆 すだちそうめん (阿佐ヶ谷)

今年もすだちそうめんの季節がやって来た!メニューとしては前から載っていたが、今日みたいなそうめん日和を待っていたんだ。足を向けるのは、もちろん、半田そうめん専門店の阿波や壱兆。

店に来ると、既に席が随分と埋まっている。やっぱりこの暑さだしなぁ。聞いていると、皆さん、やはり冷たいそうめんばかりの様子。

奥の厨房から、ザブザブと麺を洗う音が聞こえてくる。喉越しのよい冷たい麺、冷たい出汁を想像して、迎える準備はもう万端。

カウンター越しに届いたどんぶり。目の前に据えると、鼻を擽るすだちの爽やかな香り。はぁ、これこれ。それに、一面にあしらわれた極薄切りのすだちと、そこから透けて見える出汁と白い麺。受け取ったどんぶりも冷たくて、もう旨い。

先ずはと出汁をいただくと、ひんやりすっきりとした出汁が喉から胃へと駆け抜ける。堪らず、もう一口、さらにもう一口。そして、そうめんを艶やかで滑らかでつるつるの喉越しと、むっちりとしたコシ。爽やかさと食べ心地の良さを実感。

やっぱりこれはいいなぁ。すだちそばも好きだが、この出汁や麺ののど越しは、このそうめんならでは。今夏の頼もしい見方になってくれそう。

*写真は後程追加
【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

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2023年6月 6日

テンポラネオ食堂 日替わり定食 (荻窪)

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気分な魚の定食。こういうときは、とりあえず荻窪だ。東口にも、豊富な種類の魚の定食を出してくれる店があるし、西口なら、魚を扱う店がいくつか。そうだなぁ、久しぶりに、テンポラネオ食堂で、あのいわしの丸干しなんてどうだろう。

テンポラネオ食堂は、在宅勤務になって出会ったお気に入りの店の一つ。昼も夜も、拘りの日替わり定食1本。目立たない場所にあるし、お一人で拵えるため、少々時間がかかる場合もあるが、この定食を目当てに客が絶えずやって来る。

主菜に副菜、野菜たっぷりの味噌汁に、つや姫を使った土鍋炊きの雑穀ご飯、自家製のぬか漬けと健康的な定食というところも好きだが、こんなにも嵌ったのは、件のいわしの丸干しだ。

コロナ渦も落ち着いてきたからか、客席が元通り。とはいえ、それでも合計8席という小体な店。今日は一番厨房に近いカウンター席。眺めていると、こんなにも手間をかけているんだと改めて思う。例えば、具沢山の味噌汁なら、具毎に別々に仕込みをして、出す直前に合わせているよう。

鶏もも肉と蕪の煮物も、鶏肉は一枚肉から切り出すところから。切って粉を叩いて、焼き目をつけて。だからこその、この味わいの透明感。いわしの丸干しは、丸々と太ったものが1本堂々と。頭からガブッと齧り付くと、焼けた香りと身の旨み。それに、滴るような脂の芳醇なこと。そこにはどうしたってご飯が欲しくなる。

静かで落ち着いた雰囲気も、一人でゆっくりと味わうに好い。好きな店と改めて思う。

【お店情報】
テンポラネオ食堂 荻窪5-18-9 杜ビル1F 地図

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2023年6月 5日

朔月 もち豚の鉄板生姜焼き (銀座)

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朔月のトンテキのファンだったが、ランチメニューから姿を消して久しい。けれども最近Instagramでトンテキを召し上がっている方が何人かいるのを拝見して復活してたらうれしいな、と思って来た。

カウンター席には余裕があって一安心。さてどうだろうとメニューを開くと、残念ながら、今日はトンテキはないらしい。けれども、好きな店。食べたいものはたくさんある。蒸籠蒸しは先日いただいたから、人気のハンバーグにしようか。あっそうだ。今日は暑いから、あの生姜がたっぷり効いた生姜焼きはどうだろう。

スープとサラダに続いて、生姜焼きが届く。ハンバーグと同様に、鉄板でジュージュー音を立てながらやって来るんだ。それに、湯気と共に、ガツンと立ち上る生姜の香り。そう角切りの生姜の醤油漬けがザクザクたっぷり入っているから。

玉葱にニラ、キャベツ。豚肉は炒めてあるのに、しっとりと柔らかくて、しかも量もたっぷり。上質だが、ご飯のお供としても相性バッチリ。サラダもスープも、相変わらず新鮮で気が利いているところが好い。トンテキにお目にかかれなかったのは残念だが、個性的な生姜焼きもやっぱり好い。さて、次来るときは何を食べよう。

【お店情報】
朔月 銀座3-3-14 銀座グランティアⅡ 9F 地図

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2023年6月 4日

望月 (長崎・福江)

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福江での予定を考えると、昼にお店に伺える機会は1回のみ。どうしようかとかなり悩んだが、夜は居酒屋で魚を中心に呑むことを考えると、やはりもう一つの名物、五島牛を食べたい。それなら望月。

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2023年6月 2日

紅矢 ステーキサンド (阿佐ヶ谷)

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品書きの端のほうが気になる質だ。裏面とか、無理やり書き足されたような料理がないか、ついついと目を遣ってしまう。この店でもそうだ。ハンバーグとステーキがウリの店。メニューにも、ハンバーグやステーキが堂々と目立つところに掲載されているが、サラダやスープなどのサイドメニューや、ニューラインナップが豊富で、見ごたえのある品書き。そんな中で気になっていたのが、ハンバーグサンドとステーキサンドだ。

サイドメニューにひっそりと、写真もなく書かれている。けれども値段を見ると、サイドメニューとしては首を傾げたくなる、メイン料理のハンバーグやステーキと同等価格。先日お願いしたビーフシチューも好いものだったし、何より紅矢だし、きっとサンドイッチも素敵な料理に違いない。

念のため、店の方に単品で注文できるか聞いてみると、「お時間がかかるますが、大丈夫ですよ~」という返事。時間には余裕があるから問題ない。

お願いしたのは、ステーキサンド。たしかに、ステーキよりは時間はかかったが、それほど待つことなく運ばれてきた。トーストしたパンに、千切りキャベツと堂々のステーキ。おっと、オニオンフライは想定外だ。

一切れを持ち上げてみる。なるほどカットされた面はスパッと綺麗だが、反対側からは、収まり切れなかったステーキがこんにちは。確かに食パンの幅とステーキの横幅を考えると、どうしたってステーキが食み出てしまう。成程かなりのわんぱくメニュー。

ヨシッと頬張ると、肉も旨いがキャベツが実にいい仕事。ステーキソースなどの調味料を吸い込んで、それでもシャキシャキ感を残したままで、全体をまとめる感じ。パンの香ばしさや薄さもいい。だからだろうか、ステーキもそのままよりも、サンドイッチにしたほうが好きかもしれないと思うほど。しかしこれは、ビールが必要だなぁ。

ハンバーグサンドもこれとはまた違う美味しさがあるんだろうなぁと考えると、ワクワクが止まらない。店は大雨にもかかわらず今日も盛況。益々好きになってくる。

【お店情報】
ハンバーグ&ステーキ 紅矢 阿佐ヶ谷店 東京都杉並区阿佐谷北 南1-12-5 レミントンハウス阿佐ヶ谷2F 地図

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