2025年11月 7日

青松 トマトと玉子炒め (阿佐ヶ谷)

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どうしても玉子の気分で、ランチメニューに玉子料理がありそうな店をいくつか巡り、見付けたのが「青松のトマトと玉子の炒め」。以前もいただいたことがあってやってきたが、メニューにない日もあるため今日は幸運。

メディアで取り上げられることもある地元の人気店。席数の多い店ではあるが、昼時ともなればほぼ満席。それでも回転が速く出入りも多いため、それほど待たずに入れるのが魅力だ。

料理も程なく届くところもうれしい。トマトと玉子炒めを中心にご飯にスープ、漬物にデザートで一揃え。トマトと玉子炒めは、塩だけでなく、ソースや醤油のコクが重なり、深みのある味わい。とろりとした玉子の口当たりからジュワッと広がる旨味。それに続くトマトの瑞々しさとやわらかい酸味の妙。そして、ご飯に合うこと間違いなし。

もう一つの魅力は、いつも粥のメニューがあること。今日は野菜粥が並んでいて、粥好きとしてはつい気になってしまう。以前いただいたピータン粥も印象深く、次は別の粥も試してみたい。

【お店情報】
青松 阿佐谷北2-13-4 地図

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2025年11月 6日

かなわ かきフライ膳 (銀座)

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牡蠣の美味しい季節になってきたと、牡蠣料理のある店を思い浮かべる。牡蠣そばにかきちり、そしてもちろん牡蠣フライ。牡蠣といえば、自社ブランドの広島の牡蠣を提供している店があることを思い出した。それが「かなわ」だ。

創業150余年。広島で育てた牡蠣を銀座へ直送し、一年を通じて牡蠣料理を提供。フライだけでなく、生かきやグラタン、カレーやリゾットなど、種類も豊富。「かきづくし」というランチまであるそうだ。

今日の目当ては、かきフライ膳。粗めの衣で香ばしく色よく上がったフライは、口にするとミルキーで旨味の濃さに驚く。咀嚼するほどに衣の香りやコクと混じって、口いっぱいに広がる旨味。だからこそ、中濃ソースやタルタルソースもあるが、そのままかレモンで味わいたい。

フライも楽しみに来たが、セットのかきご飯も楽しみの一つ。牡蠣の旨味が染みたご飯はもちろん、旨味と潮の風味が凝縮した牡蠣が載っているのも魅力。しかも、一回おかわり無料というのが好い。

ポテトサラダに味噌汁、香の物。ドリンクがセットだが、ビールやワインが選べるところは相変わらずで、悩ましいことこの上ない。

少し遠いこともあって、久しぶりになってしまったが、料理の提供も早く、半個室でゆったりと過ごせるのも好い。牡蠣料理だけでなく、広島名産の穴子や広島産牛肉のすき焼きなどのメニューもあり、広島の味を堪能できる一軒。

【お店情報】
銀座かなわ 銀座6-7-7 第三岩月ビル B1 地図

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2025年11月 5日

ビルトロ バイラ コクシネル 豚バラの赤ワイン煮 (京橋)

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満席で振られることの多いコクシネル。前回は入れなかったが、今日はどうかと足を運ぶ。外からのぞくと、カウンターに空席があるのが見える。喜び勇んで「一人です」と告げると、「席は案内できますが、注文が立て込んでいて、少し時間をいただくかも」とのこと。聞けば15分ほど。かまいませんと答えて席に案内してもらう。周りを見るとグループの客が何組か。なるほど人気ぶりは健在だ。

さて、今日は何を食べよう。定番の三元豚や鶏胸肉のローストの他、白身魚のポワレに豚バラの赤ワイン煮。どれも魅力的だが、この店ならば、きっとボリューム満点の豚バラが出てくるだろうと、豚バラの赤ワイン煮を。

待つ間にメールをチェックしていると、10分も経たないうちに皿が届いた。皿を見れば、照りと艶があって、笑ってしまうほどの迫力。大きさも厚みもたっぷりとした豚バラに、彩り豊かな野菜とフレンチフライもたっぷりと。マッシュルームや蓮根が秋らしい。

豚バラにナイフを入れると、力をかけずとも、ほろほろとほどけるやわらかさ。口にすると、脂の甘みと赤ワインの酸味や渋みが重なり、奥行きのあるコクへと変わる。ランチとは思えない充実感。ここに来るとワインがあったらと毎度思うが、こればかりは仕方がない。

食後にはコーヒーで一息つけば、いつの間にかテラス席も含めて満席。次はいつ入れるだろうか。機会を狙って何度でも。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

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2025年11月 4日

阿波や壱兆 田舎ぶっかけ (阿佐ヶ谷)

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温かい麺類が食べたい気分。週の頭だから、半田そうめんの専門店「阿波や壱兆」は夜のみの営業のはず…と思ったが、考えてみれば今日は火曜日。ならば迷うことなし。

先日まで冷たいすだちそうめんを欲していたが、今日は湯気の立つ温かい麺。久しぶりに「田舎ぶっかけ」を選ぶことにした。最近は、鶏肉や鯛と薬味野菜を注文しがちだったから、素朴な一杯が恋しくなった。

汁をかけた半田そうめんの上に、鳴門わかめ、カニカマ、錦糸卵、椎茸煮が乗るそうめんで、店のオーナーの子供のころ、食卓によく登場した家庭の味だそう。

丼いっぱいに具材が広がる彩りの美しさも魅力だが、特に好きなのが椎茸煮。甘辛く炊いてあって、そのまま具としても旨いし、出汁に椎茸の旨味が溶け出して、やわらかく少し甘くなるところも好い。これをつまみに一杯やりたいくらいだ。

具とそうめんが一体となる口あたり、半田そうめんならではのつるりとした喉ごしと、もっちりした食感。身近でこの味に出会えることが、何よりの幸せだ。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

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2025年10月31日

あまね チゲ定食 (阿佐ヶ谷)

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先日、「チゲ定食」がメニューに加わったのを知って出かけたものの、その日にはなくて寂しい思いをしたが、最近毎日のように貼りだされているのを見て、定番化したのかと再チャレンジ。店前には、しっかり「チゲ定食」の看板が出ていたから、うきうきと階段を上がる。

店に入ると、前回「ユッケジャンスープランチ」をお願いしたのを覚えていたのか、「新しくユッケジャンラーメンも出来ましたよ」と声をかけてくださった。けれども、やっぱり今日は念願のチゲ定食に決まりだ。

しばらくすると、石鍋でグツグツと煮えたぎるチゲとご飯、サラダがやって来た。あぁ、こういうのは久しぶりだ。小ぶりの石鍋ではなく、石焼ビビンバ用の一回り大きい器。これに好物がたっぷりと入っていると思うと、思わず喉が鳴る。

火傷に気を付けながらスープを一口。熱々で辛味がじわりとやってくるが、旨味もしっかりと追いかけてくる。食べ進むうちに、やわらかな豆腐やもやしなどの野菜、そして牛肉がゴロゴロと現れ、食べる楽しさが続く。けれども、やはり印象の残るのはスープそのものの美味しさ。そして、このスープを吸わせたご飯は間違いのない美味しさ。

背後のテーブルでは、焼肉をつまみにビールやレモンサワーを楽しむ人たち。ここで以前いただいた焼肉も確かに美味かった。これから温もりが恋しい季節。コンロで焼肉か、熱々のチゲか、また悩むことになりそうだ。

【お店情報】
焼肉あまね 阿佐谷南1-17-17 マガザン阿佐ヶ谷2 2F 地図

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