田舎亭はなれ サワラの西京焼き (阿佐ヶ谷)

今日食べたかったのは、野菜が中心の和食のおかず。そんな気分にぴったりなのが、中杉通り沿いにあるおばんざいの店「田舎亭はなれ」だ。魚を主菜に、いくつかのおばんざいが添えられた定食は、まさに理想的な一膳。
メニューは日替わりで、常時5種類ほど。今日はアジフライや鯖味噌煮を含む6種類。好物のアジフライにも惹かれるが、今日はやさしい味を求めて、サワラの西京焼きを選ぶ。
注文を終えると、ほどなくして厨房から漂う芳ばしい香り。ジュッと弾ける音が聞こえてくると期待が高まるというものだ。しばらくして運ばれてきた定食には、西京焼きを中心に、彩り豊かななおばんざいがズラリと並んで、思わずニッコリ。ひりょうずと野菜の煮物や金平牛蒡、紅白なます。そして、西京焼きの皿には、春らしい筍の煮物と高野豆腐。それぞれが異なる食感や味わいで、ついつい箸が進む。
西京焼きは、たっぷりと乗った脂がじんわりと口の中でほどけて、味噌の風味がふわりと広がる。焼いた香ばしさも相まって、上品で奥深い味わい。一品ずつの量は控えめだが、いろいろと楽しめる定食がやっぱり好きだ。
12時を回ると、店内で食事をする方、お弁当を求める方で賑わい、一気に忙しさが増す。次訪れるのが、また楽しみだ。
【お店情報】
京都祇園 石堀小路 田舎亭 はなれ 阿佐谷南1-16-12 地図
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