2025年1月26日

ぽえむマノアマノコーヒー スパイシー厚焼き玉子サンド (高円寺)

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高円寺に、前々から気になっていた玉子サンドがある。近いものの、休日には行列が出来る人気店で、気軽に訪れるには少しハードルが高い。けれども、正月休みの時期、開店時間を狙えば入れるのではないかと思いついて訪ねてみることにした。

開店時間の10時少し前に店に着くと、既に数人が開店を待っている。このくらいの人数だったら大丈夫だろうと一安心しつつ、隣にある氷川神社に参拝して戻ると、既に店は開店していて、中は半分ほどの席が埋まっている状態。うわぁ、危なかったと胸を撫でおろす。

今は事業譲渡をして店主は変わっているが、創業は1973年。店は年がついて、柱や壁は飴色に染まり。で落ち着いた雰囲気を醸し出している。一方で、メニューには、写真映えしそうな季節のフルーツサンドやタルト、カスタードプリンなどが人気の火付けとなっているらしい。

けれども、自分の目当ては「厚焼き玉子サンド」だ。運ばれてきた途端に目を引くのは分厚い玉子の圧倒的な存在感。一切れつまんで口に運ぶと、玉子とパンはとてもシンプル。これに奥行きを生み出しているのがパンと玉子の間の黄色いペーストだ。これが、「スパイシー」たる所以で、カレー風味のスパイスが効いたみじん切りのらっきょ(おそらく)の仕事ぶりの素晴らしいこと。この組み合わせは新鮮ながら、どこか腑に落ちる味わい。

さらに、お供に選んだスパイスオレは、シナモンやクローブが香りが心地よく、余韻を残す深い味わい。これのオレを飲むためにまた来たいくらいに好み。

古さと新しさを見事に調和させた印象。厚焼き玉子サンドだけでなく、魅力に満ちた喫茶店。

【お店情報】
ぽえむ Mano A Mano Coffee 高円寺南口店 高円寺南4-44-5 地図

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2025年1月23日

サイゴン 辛口シーフードビーフンセット (有楽町)

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せっかく出社したのだから食べたいものを食べたい。けれども、午後早くから出張の予定があって、サクッと食べられるところを考える。先ず思い浮かぶのが、大好きな「岩戸」の豚汁だが、他に何か選択肢がないだろうか。美味しくて、提供が早く、早めの時間なら待たずに入ることが出来る店…そうだ、「サイゴン」ならぴったりじゃないか。

「サイゴン」は東京国際フォーラムにある、老舗のベトナム料理店。料理の提供が早くて、人気店だが席数が多いため、早い時間ならスムーズに座ることができる店。

ランチメニューは約30種類ほどと豊富だが、ここ数年のお気に入りは、「鶏もも肉の香り焼き」や「蒸し鶏白髪ネギ」の定食。一方で、店の一番人気はフォーやビーフンなどのベトナム麺。こちらのほうが提供が早く、フォーよりも丸い細麺のビーフンの方が好きだから、「辛口シーフードビーフン」をお願いする。

程なくして運ばれてきたビーフンの器は小ぶりだが、海老に烏賊に帆立、あさり入りと具沢山。けれども、存在感のある具材よりも印象的なのは、干し海老のような香りが満載の海鮮スープだ。素麺のように細くて柔らかいビーフンを啜るたびに、ふわりふわりと香りが立つ。それに、辛さとレモンの酸味が爽やかで、レンゲを持つ手が止まらない。

ここへ来たなら、サイドディッシュのセットが好い。一番好きな揚げ春巻と蒸し春巻とのセットは、蒸してトロリととろけるような皮と、挽肉や椎茸の風味が特長の蒸し春巻と、パリパリの皮とむっちりと具が詰まった揚げ春巻の組み合わせ。蒸し春巻は特に久しぶりだが、やはり美味い。

12時近くになると、続々と近隣に勤める方がやって来て、あっtいう間に行列が出来始める。そういえば、ここでバインミーを食べたことがないなぁ…なんて思い出しながら、もう次は何を食べようか、忙しく考え始める。

【お店情報】
サイゴン 有楽町国際フォーラム店 丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F 地図

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2025年1月22日

大地 牛すじ煮こみ (阿佐ヶ谷)

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先週末、南阿佐ヶ谷駅近くを歩いていると、以前はイタリアンだった店舗が、焼肉店に変わっていることに気がついた。そして昨日、その焼肉店がランチタイムも営業していて、プレオープン記念で、特別価格でランチを提供していることを知る。しかも、焼肉の定食の他、スンドゥブチゲやソルロンタンなど、韓国料理もあるという。これは一度行ってみなくてはと、早速今日訪ねた次第。

店は南阿佐ヶ谷駅近くの吉野家が入るビルの2階。店に入ると、新店らしい綺麗で清潔感ある店内で、焼肉店らしく各テーブルのロースターが備え付けられている。一番客だったようで、店の方に「お好きな席にどうぞ」と案内された。

スンドゥブチゲかソルロンタンの気持ちで来たが、店に来てメニューを見ると「牛すじ煮こみ」が気になってくる。焼肉店だし、肉にはきっと自信があるはず。

注文すると先ずスープとカクテキが運ばれてきた後、メイン料理の牛すじ煮こみが届く。チゲと同じ石鍋でグツグツと煮立って熱々。少し辛味があるのか、やや赤みのあるスープに、牛すじと豆腐がたっぷりと。

スプーンですくい口に運ぶと、ビーフシチューのような肉の濃い旨味に、ほろほろとした豆腐が濃厚な肉ととろりと絡み合っていい塩梅。スープが少なく、正しく「煮込み」である点も好ましい。

プレオープン中にもかかわらず、続々と客がやってきて店内はほぼ満席に。スンドゥブやソルロンタンも食べてみたいし、長く続いてくれるといいなと思う。ちなみに、韓国料理のランチは全て、オープン記念価格は800円。1月中はこの価格で提供する予定とのこと。

【お店情報】
焼肉 大地 成田東5丁目42-10 陵雲閣マンション 2F 地図

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2025年1月21日

源氏 とろ鯖味噌煮定食 (荻窪)

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煮魚が食べたい。どうしても食べたくて、まず荻窪へ向かうことにした。荻窪駅に南側には魚料理を出す店がいくつか思い浮かぶ。あの辺りなら、どこかで心惹かれる一皿に合えるだろうと思ってのこと。

店を2、3軒回ってみる。日替わりなどを確認して、結局やって来たのは「源氏」。海鮮ちらしや刺身定食、焼魚、煮魚、フライと、昼時には魚料理がなんでも揃う頼もしい店。今日の日替わりの煮魚定食は「とろ鯖の味噌煮」とのことで、迷わすそれをお願いする。

やがて運ばれてきた定食の主役は、もちろん鯖の味噌煮。赤味噌文化で育ったせいか、鯖の味噌煮と聞くと濃い色合いの味噌煮を思い浮かべるが、この鯖味噌は、ずいぶんとやさしい色合い。食べてみると塩気はあるものの、仄かに甘さのあるやさしい味わい。こういう柔らかな味わいの味噌煮を食べてこなかったが、こういう味噌煮も好いものだと思わせる一品。

海鮮ちらしやねぎとろ丼などは、早々に売り切れることが多いが、今日は鯖味噌も売り切れる人気ぶり。それに、ご飯に味噌汁、お浸しにサラダ、香の物付きと、脇役の充実ぶりの安定の定食もお見事。こんな店が近くにある街は、やはり心強い。

【お店情報】
日本料理 源氏 荻窪5-23-8 地図

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2025年1月20日

鍋家 青菜と牛バラの煮込み (阿佐ヶ谷)

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証明書を取ったり、郵便局へ行ったりと、やることが盛り沢山の昼休み。こんなときこそ、サッと食べることが出来る店が頼りになる。それならあそこだ!と向かったのが「鍋家」。中杉通り沿いにある気軽な中国料理店。その気軽と美味しさが評判の地元の繁盛店。

ランチメニューは週替わりで、エビチリや麻婆豆腐など6種類ほど並ぶ。この店で特にお気に入りなのが「玉子炒め」。あることを期待してきたが、残念ながら今週のメニューにはなし。とはいえ、もう一つのお気に入りメニュー「青菜と牛バラの煮込み」が定番としてあるから心強い。

料理がすぐに運ばれてくるのもこの店の魅力の一つだ。届いた皿からは、八角をはじめとする中華特有のスパイスの香りが食欲をそそる。艶々の牛バラ肉の塊と青菜が織りなす茶色と緑のコントラストが鮮やかで、見た目からして美味しそうだ。

先ずは、やっぱり牛バラだと頬張ると、ほろりとほどける柔らかさ。次に青菜と一緒に口にすると、シャキシャキとした食感とシンプルな青さが、コク味のあるタレと好相性。そして、やはり欠かせないのは白い飯。ご飯はお櫃でたっぷりと提供されるのもうれしい。

忙しい合間にも、混み始める前に食事を済ませられる手軽さと、料理の満足感。このスピードと気軽さ、美味しさのバランス感が見事。次は玉子炒めが登場する週に訪ねたい。

【お店情報】
鍋家(KOYA) 阿佐ヶ谷店 阿佐谷南1-16-11 地図

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