2025年2月17日

瓜坊 豆腐ハンバーグ定食 (荻窪)

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今日の気分は断然味噌汁。定食の味噌汁が美味い店をいくつか思い浮かべながら、向かったのは、荻窪の「瓜坊」。メインの料理と副菜が豊富に揃う定食がいつも数種類並んでいる。和食から洋食、さらにはガパオなどエスニック的な料理まで、バラエティに富んでいるのも魅力だ。

店先で今日のメニューを確認すると、マグロカツやガパオ炒め、コーングラタンなどが目に入る。グラタンにも惹かれるが、特に気になるのは豆腐グラタン。この店では初めて見るし、どんな豆腐グラタンが出てくるか、気になるというものだ。

注文を済ませると、店主が手際よくグラタンの調理を始め、同時に副菜を並べていく。ご飯に、湯気が立つ味噌汁、メインの豆腐ハンバーグが揃ったら、定食の完成だ。

豆腐ハンバーグは、葱や三つ葉が入った餡かけ仕立て。箸を入れると、予想以上にふっくらとしてやわらかい。豆腐が入っているだな…なんて思いながら口にすると、普通のハンバーグを食べているような肉らしいしっかりとした旨味や風味にびっくりする。

もやしの和え物や青菜のお浸し、茄子の煮物、いぶりがっこや白菜の漬物など副菜もバリエーション豊富。それに今日の目当ての味噌汁は、透明感のある汁に、ふっくらした油揚げと三つ葉の爽やかな風味がアクセントとなって、心と体をじんわりと温めてくれる。ありがたさが染みる、そんな定食。

【お店情報】
瓜坊 荻窪5-23-6 地図

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2025年2月14日

岩戸 豚汁定食 (銀座)

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今晩は夕方からパーティーの予定が入っていて、時間も押し気味だから、サクッと手早く食べられるものがいい。思いついたのは、セントル・ザ・ベーカリーのオムレツサンドと、岩戸の豚汁定食。どちらもサッと食べられるものだが、人気店ゆえに行列が出来がち。とりあえず、今日の様子を見てから決めようと、向かうは銀座一丁目。

先ず、セントル・ザ・ベーカリーの前を通ると、ちょうど先客が一人入っていくところ。様子を窺うと、待っているのはその方のみ。今日はそれほど混んでいないようだ。次に50mほど先にある岩戸に目絵を向けると、こちらも行列はなく、お一人が暖簾を潜るところ。もしかしてと入れるかもと、続いて暖簾を潜ると、カウンター席ひとつ空席があり、テーブルにも余裕がある様子。「お一人?食券を買ってこちらにどうぞ~」と声をかけられ、店内へ。

2分と待たずに定食が届く。大きい器にたっぷり装われた豚汁に、いつもより景気よく盛られている気がするまぐろ漬け、ご飯とがり昆布がセット。先ずは豚汁を手に取る。ずっしりと重く、中には豚肉がふんだんに入る。豚の脂も溶け出して、熱々な上に旨味もたっぷりで体に染みわたる。大振りの大根や里芋にも味がしっかりと染みて、ほくほくじゅわり。

まぐろの漬けはタレだくで、タレだくで、ご飯にたっぷりと載せて頬張る幸せよ。

券売機が導入されて、女将さんの出番は減るかと思いきや、店内のあちこちから相変わらず元気な声が聞こえてくる。帰り際には「まいど」を笑顔で見送って下さって一安心。銀座桜通りに桜が咲くころ、また訪れたい。

【お店情報】
岩戸 銀座店 銀座1-5-1 地図

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2025年2月13日

カーザドルチェカーザ 鶏もも肉のグリル (阿佐ヶ谷・浜田山)

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鶏肉が食べたい。それも焼いた鶏肉。焼鳥のランチがあればいいなと思いながら、ふと「和食じゃなくてもいいのでは?」と考え直す。そういえば、カーザドルチェカーザでは、鶏肉のグリルが時々登場することを思い出す。もしなければ、好きな店だから別の料理でも構わない。そう思いながら店へ向かう。

店の前で今日のメニューを確認すると、肉料理のところに「鶏もも肉のグリル」の文字。こういう巡り合わせが、なぜかある。思わず右手でガッツポーズ。

まず運ばれてきたのは、サラダとスープ。セットのサラダやスープと呼ぶには申し訳ないほど、質も量もしっかりしている。サラダには野菜だけでなく鶏ハムも入り、ボリュームたっぷり。ドレッシングの香りも爽やかだ。スープが運ばれると、ふわりと広がる香りに思わずときめく。口に含むと、なるほど、海老の出汁がしっかりと効いている。ランチでこの味に出会えるとは、嬉しい驚き。訪れるたびに感じる、こうした工夫が好きなところ。

そして、楽しみにしていた鶏もも肉のグリルが登場。見るだけで、絶対に美味しいと確信できる一皿だ。パリッと焼き上がった皮に、脂の照りがたまらない。ナイフを入れると、軽快な音が響き、ふわりと湯気が立ち上る。むっちりとした肉は、噛むほどに旨味があふれ出し、大満足の味わい。

食後には、コーヒーをゆっくりと味わう。次に来る頃には、目の前にある善福寺川公園の桜の蕾も膨らみ始めているだろうか。今からもう、楽しみだ。

【お店情報】
Casa dolce casa 杉並区成田西3-17-10 地図

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2025年2月12日

大地 スンドゥブチゲ (阿佐ヶ谷)

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風が強くて、今日も寒い。こんな日は温かい料理が恋しくなる。気になっていたのは、南阿佐ヶ谷にオープンした「大地」の韓国料理のランチ。大地は、先月、南阿佐ヶ谷駅のすぐ近くにオープンした焼肉料理店で、ランチタイムには、焼肉の定食の他、韓国料理のランチも提供している。先日いただいた牛すじ煮込みが美味しかったから、他のスンドゥブチゲや、ソルロンタンも気になっていたのだ。

階段を上って2階に上がると、どうやら今日の一番客だったらしい。前と同じ角のテーブルに腰を下ろし、スンドゥブチゲをお願いする。こちらのほうが牛すじ煮込みと近そうだから、きっと美味しいだろうと期待して。

しばらくすると、スンドゥブチゲとご飯、カクテキが運ばれてきた。グツグツと煮え立つ真っ赤なスープに玉子の黄身がぷかりと浮かぶ。スプーンを入れてすくい上げると、牛すじ煮込みと同じほろほろの豆腐に、野菜や浅利、烏賊などが入り具沢山。口にすると、見た目のほどの辛さはなく、スープと豆腐がとろりと絡んで、コク味もしっかり。最後にはご飯を入れて、スープを吸わせて最後の一滴まで美味しくいただいた。

1月中はオープン記念価格と聞いていたが、韓国料理のランチは変わらず全品800円。サラダは付かないものの、この値段なら十分すぎる内容。12時を過ぎると、続々と客がやって来てあっという間に満席に。すでに客の心を掴んでいる様子。

【お店情報】
焼肉 大地 成田東5丁目42-10 陵雲閣マンション 2F 地図

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2025年2月 6日

中村家 牡蠣ちり鍋 (築地)

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寒い季節に暖まるメニューといえば、築地の「中村家」の鍋料理だ。もはや「すき焼き」の肉豆腐に牡蠣ちり、湯豆腐にちゃんこ、牛しゃぶとあったかメニューが勢揃い。先日は肉豆腐をいただいたから、今日は牡蠣ちりと決めて、中村家へ向かう。

すっかり人気店となったこの店は、3階席まで店がある。きっと入れるだろうとやって来ると、1階席は当然満席。階段を上って2階へ来ると、1卓を覗いて大入り満員。「相席になるかもしれませんが…」と言われて腰をかけると、3分と経たずに相席となった。

店内はてんやわんや。やはり鍋料理の注文が次々と入っているようで、いつもより少し時間はかかったが、待ちに待った定食が運ばれてきた。簡易コンロに載った鍋は熱々で、蓋を取ると、中にはぷっくりとした牡蠣がズラリと並ぶ。久しぶり、合いたかった。

熱が入って、少し縮んで白みが濃くなった牡蠣を掬って、ポン酢に潜らせて一口。口いっぱいに広がるぷりぷり感。仄かな潮の香りにポン酢が味を引き締めて、なんだか飲りたくなってくる。それにしても、火を入れても大きく縮まない牡蠣が堪らない。

豆腐にしめじ、葱、白菜もたっぷり。ごまの風味が豊かな美味しいごまダレも用意されているから、アレコレと楽しめるところ好い。一鍋食べ終わるころには、身体の芯からポカポカ。今日のような寒い日には格別だ。

ついつい肉豆腐と牡蠣ちりばかりに目が行ってしまって、他の鍋料理はまだ食べたことがない。今シーズン中にまた来ようと思いを新たにする。

【お店情報】
中村家 築地1-4-9 地図

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