« 青梗菜のミルク煮 | トップページ | 麻婆春雨 »

2006年12月 3日

すぎ田 (台東区寿)

Imgp0951

ちょいと両国あたりに用事があったので、一度行ってみたかった「すぎ田」へ行ってみる。
すぎ田は、トンカツを主とするお店。実は、トンカツはあまり触手が伸びないのであるが、とある本に掲載されていたこの店の記事を読んで、ずっと気になっていたのだ。

蔵前の駅近く、交差点を渡り、そろそろ店かな?というあたりまでくると、いかにもうまそうな揚げ物屋の香り。
ぐっと高まる期待を抑えつつ、店内へ。
ちょうど、先客と入れ違いだったようで、店内には客の姿はない。
カウンター奥からマスター、店奥から女性が「いらっしゃいませ」と気持ちよく声をかけてくれた。

メニューは、トンカツ(ヒレ、ロース)、ソテー、エビフライのほか、オムレツ、サラダなど。
ロースのトンカツ(1,800円)と、エビフライ(時価、この日は、1900円~2900円)とビールをオーダー。
ビールを飲みながら、揚げ上がりを待つ。

銅の油が入った美しい鍋が二つ。ころあいを見ながら、カツとエビフライが揚がる。
細く繊細なキャベツが盛られ、いよいよご登場。
衣はかなりしっかり揚がっているのに、豚肉はほんのりピンク。
とりあえず、塩で。肉の脂はうまいのに、揚げ油が軽く、いやな重さが全くない。
次は、ウスターソースをつけて。
ウスターソースは2種類あり、気にいったのが、ウスターソース発祥のイギリス、ウスター市で作られたもの。
スパイシーで、脂の甘さを引き立てる。

Imgp0949

一方のエビフライは、伊勢海老かと見紛うほどのもの。だが、旨みは繊細。海老にもびっくりしたが、タルタルソースがこれまたうまい。

Imgp0952

揚げ物なのに全くもたれ感がなく、反対に美味さに調子をよくして、ロースソテー(1,900円)を追加で注文。
これが、全く予想外のものが登場。
ソテーした後に、バターとウイスキー、醤油などを煮詰めて作るソースが独特。
上等キャラメルに似た上品な甘さと苦味がクセになる。

決して安いものじゃないけれど、ここはまた来たい。
この日頂いたものもまた食べたいし、他のメニューも気になるし。
今から次回の訪問が楽しみである。

【お店情報】
すぎ田 台東区寿3-8-3

|

« 青梗菜のミルク煮 | トップページ | 麻婆春雨 »

コメント

こんばんわ!
トンカツは、外食で先日も食べたんですよ。
最近、滅多に外で食べなくなったのですが、
うちの旦那さん、トンカツが食べたくなったようで。
また、のむのむさんが召し上がったのは、とても
美味しそうですね。
揚げ物なのに全くもたれ感がないって凄いな。

投稿: うさうさ | 2006年12月 3日 22:12

 このお店もさることながら、イギリスのウスター市に行きたくなってしまいました…

投稿: takapu | 2006年12月 3日 23:59

>うさうささん
あら~、偶然ですね。
うさうささんのお料理なら、外食は減るでしょう。
たまには外食で楽をされてもイイんじゃないかな?
私は久しぶりのトンカツでした。
久しぶりのトンカツ、「トンカツっておいしいじゃん!」って感激でした。

投稿: のむのむ | 2006年12月 4日 09:59

>takapuさん
全く知らなかったのですが、商業ベースとして最初にウスターソースを作った会社が、今でも盛業中で、それがリーペリンだったのですね。
仕込み見学好きとしては、是非現場を見てみたいと思いました。

投稿: のむのむ | 2006年12月 4日 10:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: すぎ田 (台東区寿):

« 青梗菜のミルク煮 | トップページ | 麻婆春雨 »