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2007年5月31日

京ばし せき亭  焼魚定食  (京橋)

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昭和通りと鍛冶橋通りの交差点からちょっと入ったところに、ビルに囲まれてひっそりと、とても雰囲気のある店がある。
笹薮と石畳。いかにも料亭風な佇まい。出ているメニューを覘いてみると、お昼の定食は1,000円から。
要予約の高いメニューもあるようだが、とりあえず入ってみても大丈夫そう。
ということで、ちょっとどきどきしながら、暖簾をくぐる。

カウンター席とテーブル席が一つ。板前さんと、そのお母さんと思わしき二人で切り盛りしている様子。
店の外の印象とは異なり、ずいぶん家庭的というか、定食屋的というか。
1,000円の定食は、焼魚と煮魚。日によって内容は変わるようで、今日の焼魚は、鯖、鮭、ほっけ、銀かれいの味噌漬け。入店したときには既に売り切れていたがにしんもあったらしい。一頻り悩んで、鯖をお願いする。

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こちらの定食には、茶碗蒸しと、小鉢、お漬物が付いており、まずは、これらが運ばれてくる。
茶碗蒸しは熱いのでお気をつけくださいね。と女将さん。
そう熱くはなかったが、とりあえず出汁がおいしくて、これから出てくるものへの期待が膨らむ。

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そして、鯖とご飯、お味噌汁。
鯖は切り身が3切れ。がんもどきが添えられている。
うまい脂の鯖に、ご飯がすすんで仕方なかった。お味噌汁もおいしい。お味噌汁の三つ葉の香り、お漬物にゆずの香り。一手間をかけているのが感じられる。だからだろうか。何も特別なものでないのだが、うまい。
800円、900円の定食を食べるなら、もうちょっと出してここで食べたいという気になる。

お客さんは入れかわり立ち代りで、常に満席。焼魚の種類は多いが、量自体は多く仕入れていないようで、すぐに売り切れる。
店を出る前には、鮭も品切れになっていた。ネットの情報によると、ランチ時間をはずすと、全て品切れで食べられないらしい。
ここはまた来るな、きっと。

2007年9月 残念ならが閉店したようです。

【お店情報】
京ばし せき亭 京橋2-12-2 

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