熊鍋など@平の高房 (湯西川温泉)
先週の日曜日、鬼怒川に用事があったので、前日はそっち方面で泊まることに。
鬼怒川でも良かったのだけれど、せっかくなので、もう少し山奥に入った湯西川へ。湯西川温泉は、平家落人の里といわれるとおり、山に大分入ったところにある。すでに、初雪が降ったあと。
温泉地でもあるのだけれど、楽しみだったのは料理。いろり焼きとこの時期は野鳥や熊・鹿などジビエが食べられること。その目的から選んだ宿が平の高房。湯西川でも、最も奥に位置する宿の一つ。
宿につき、ひとっぷろ浴びたら、お待ちかねの食事。食事処に案内されると、すでにこんな具合にセット。
岩魚や鶏の串にも惹かれますが、釘付けになったのは竹酒。
竹の香りがほのかにして、燗のつけ具合が最高。野鳥肉に山椒と味噌をつけて焼いたのを舐めながら飲む竹酒は最高。
いろいろ料理は出たのだけれど、面白かったものだけご紹介。
かんぴょうの酢の物。この白いのなんだろう?と思ったらかんぴょう。食べると納得。
野菜の煮物に入っている里芋みたいなものはイチジク。イチジクを煮るの?と思ったけど、ほの甘くて意外においしい。
囲炉裏で炙ったお餅、味噌を塗った鶏。岩魚の焼いたのもおいしかった。
そして、本日の大本命の熊鍋。脂味が少なくて、クセがなくてとても食べやすい。熊なんて...という方でも、ここのなら大丈夫そう。
あれこれ食べて、おなか一杯。この後、けんちんそばとご飯、お漬物とデザートが出るというのだけど、ちょっと入りそうにないと思い、事前にお断りをしてごちそうさまをして、部屋に。
としばらくしたら、部屋の電話が鳴って「せめて、けんちんそばだけでもいかがですか」ということで、部屋にそばとお漬物、デザートを運んでくれた。量も半分くらいにして。部屋飲みをしてる最中だったので、ありがたく頂きました。
こちらの宿は、「日本秘湯を守る会」に入ってるそうで、敷地内に多くのお風呂のある宿。食・酒中心の私は、内風呂と、宿と繋がっている露天のみしか行きませんでしたが、露天がとてもよかった。朝は早かったのだけれど、早起きしておふろに入りにいってみたり。
普段の旅は、「食」がメインなので、宿は食事なしで安いホテルにすることが多いのだけれど、たまにはこういう宿もいいもんです。
【お宿情報】
平の高房 栃木県日光市湯西川1483
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コメント
お久しぶりです。
用事がある場所に、前日から行って楽しむのはいいですね~。
鬼怒川温泉は知ってますが、湯西川温泉というのは初めて知りました。
秘湯なんですね。
それにしても、いろりに竹酒、周りの串に刺した焼き物・・・、雰囲気ありますね~。
熊は食べた事ないです。
機会があったら食べてみたいです。
投稿: persian | 2007年12月10日 07:44
>persianさん
鬼怒川より、車で1時間くらい奥へ入ったところ。鬼怒川はまだ秋でしたが、ここはすっかり冬の空気でした。
すごく雰囲気ありますよねー。これ見て感激でした。
こちらに限らず、山里のほうでは熊を食べる習慣があるようですね。ここに限らず、旅先のどちらかで、食べられる機会があるかもしれません。
投稿: のむのむ | 2007年12月10日 12:51