厨房Zeniya ワンプレートランチ （東銀座）

　　　　　　

まぐのり屋で宿題のチキングリルでも食べようかと店の前まで行ったものの、表に出てるメニューにチキングリルがない。ありゃ、今日はないのかな？ということで、以前から気になっていたお店へ。

昭和通りを超えた銀座3丁目。大きな看板もなく、あまり目だつ外観ではないのだけれど、妙に気になっていた店。なんだけど、ガラス窓だから外から中を確認できるのに、なぜか気が引けてしまって、いざ扉を開けることができなかった。もう3年？4年くらいかも。

扉を開けると、カウンター6席とテーブルが3卓の小さなお店。ランチは、ワンプレートランチ1,050円と、Ａコースランチ1,525円の２種類。とりあえずなので、ワンプレートランチを注文。ワンプレートといっても、メイン・サラダ・フルーツがワンプレートで、ライス、スープ、ドリンクがつくというもの。ワンプレートランチの今日のメインは、鶏もも肉のソテーとのこと。

厨房がよく見えるので、ついつい様子を眺めてしまったが、その仕事振りはとても丁寧。サラダの味付け、鶏肉の下準備などなど、どうやっているのか思わず見入ってしまった。

鶏のソテーは、酸味がやや強めのソースをたっぷりと。なめらかなマッシュポテトは、余分な味付けを除いたシンプルな味付け。マッシュルームのスープと、ちょうど炊きたてだったきのこバターライスは、フレンチだが、和の印象のあるどこかほっとするような味わい。バターライスはお替りができるそう。

　　　　　　
食後のドリンクは、コーヒーor紅茶。シェフとマダムのお二人で切り盛り。銀座のフレンチなんていうと洒落たイメージが先行するが、家庭的で気取らない雰囲気。なんだか、自然とくつろぎほころんでしまう感じ。

もっと早く来ておけばよかったなぁ。もっといろんな料理を食べていたい。そんなわけで、また伺います。ちなみに、店名の「Zeniya」はお金の銭じゃなくて、オーナーシェフが銭谷さんだから。店内に故村上信夫シェフからの色紙が飾られています。

【お店情報】
厨房Zeniya　銀座3-13-4　真光ビル1F  地図