八戸のうまいもの その3
古くから人とモノが行き来する要所として賑わってきた八戸。その中で生まれ育まれたのが「朝市文化」と「横丁文化」。今回は、朝市にはチャンスがなかったが、横丁はしっかり堪能(朝市については、こちらやこちらを)。
街の中心には、8つの横丁。一つ一つはこじんまりとした店だが、集まり、街として昭和ななんともいえない雰囲気を醸し出す。隣の人と肩が触れそうな距離で酒を酌み交わし、一軒、そしてまた一軒。
みろく横丁にあるマンキ食堂。コの字状のカウンターには大皿の料理と、奥にはおでん。ほんと、こういう場所だと妙に話が盛り上がる。すでに満員の店内に新しい客が来ると、皆で少しづつずれて席を場所を作る。こんなところがいい感じ。
日本酒も焼酎も、広くない店内ながら豊富。自分は豊盃の純米しぼりたて。地元八戸の飲み比べなんてのも。カウンターにのってたおにぎりがすごく美味しそうで、申し訳ないと思いつつ、一つ二つを分け合って。すじこのおにぎりは北の地方ならでは。西のほうで生まれ育ったせいもあって、子供のころはすじこ自体見たことなかったけれど、北生まれの相方によれば、いくらじゃなくてすじこが普通といってたっけ。
その1で書いたせんべいの上にサバ缶を乗せて食べるアレを出してくれた店。
せんべい料理はもちろんだが、こちらの名物は「ホルモン」。味付けのホルモンをキャベツ、豆腐、キムチなどと一緒に、ジンギスカン鍋で焼く料理。
手軽で気楽。でも、新鮮な食材を、より美味しく食べるための手間や工夫がたくさん。そして、楽しく弾む会話。3拍子そろった横丁は、地元の人はもちろん、観光客にも、妙に懐かしく心地よい場所なのである。そんなわけで、この後何軒はしごしたかは、ご想像におまかせです。
【お店情報など】
八戸横丁連合協議会
マンキ食堂 八戸市三日町 八戸屋台村みろく横丁 やぁんせ市二丁目
DA介 八戸市岩泉町11 ハーモニカ横丁
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コメント
先日は、気仙沼の情報ありがとうございました!
なんとか時間を見つけて行ってみたいものです。
八戸の朝市に関してはちょこちょこと調べていて、
行ってみるつもりでいますが、のむのむさんが
訪れている各種横丁もはずせない感じです、、、
4月下旬から5月上旬に、帰国予定ですが、
その辺りの時期、季節物でなにかおすすめ
ありますでしょうか?
投稿: Sandy | 2009年2月 9日 19:32
●Sandyさん
八戸の朝は、朝市のほかに
銭湯での朝風呂(銭湯がすごく多いそうです)も
楽しみの一つ。
ホテルから、朝風呂と朝市を
乗り合いタクシーで巡るコースがありますので、
これを活用するのもいいかもしれません。
「八戸あさぐる」
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/kanko/asaguru-2.pdf
4月下旬から5月上旬だと、ちょうど桜の季節ですね。
何かいいところ、考えてみます。
投稿: のむのむ | 2009年2月10日 12:21