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2009年6月14日

ボワヴェール(新橋) 青森県産品試食会 『青森のお肉』 その1

昨年来お誘い頂いている青森県産品の試食会(第1弾「七子八珍」、第2弾「青森の肉」、第3弾「クリスマス」)。有り難いことに今回もお誘い頂きました。今回のテーマは、『青森のお肉』。青森というと、鯖やイカ、ホタテなどの魚介のイメージが強かったが、青森を知る度に、海の幸だけでなく山の幸の豊富さに驚かされると共に、青森に魅了される人がたくさんいることに納得する。

今回の試食会の会場となった、ボワヴェールの皆さんもそう。例えば、川口シェフは、大阪は堺のご出身。でも、店は『青森』でいっぱい。で、すごく旨いものでいっぱい。ずっと気になっていた店だったが、また訪ねるに違いない。

      Aomori1
『今別町産猪のリエットと小川原湖産鯉のリエットのデュエット』
さて、そんなボワヴェールで出された『青森のお肉』一品目は、リエット2品。手前が鯉、奥が猪。猪らしい豚や牛とは異なる野趣味があるものの、雑味がなく、サラサラと口あたりの上質さが印象的。鯉は、個人的にあまり経験のない食材だが、話しに聞く臭みはない。産地である小川原湖は、鯉のほか、ふなやボラ、蜆などの漁場としても有名な水の綺麗なところだそう。

グラスに入っているのは、神ツ実酒。「神ツ実(かみつみ・カミズミ)」と呼ばれる木の実と青森県産米で、桃川酒造さんが仕込んだリキュール。フルーティーな香りと軽やかな酸味で、食前にはぴったり。

      Aomori2
『五戸町産馬肉の「け」のタルタルと岩木山ねがまりだけ 八甲田山に見立てて』
青森の郷土料理である「けの汁」。大根などの野菜や山菜、油揚げや凍み豆腐などを小さく切って味噌で煮たもの。けの汁に使うように細かく刻んだ野菜と馬肉の赤身、コーネ(たてがみ)をタルタルに仕立てたもの。下に敷かれたアボカドが、これらの野菜や肉を上手くまとめつつ、食材の食感の違いが楽しい一品。

ねまがりだけは、青森で筍といえば、コレなものだそう。鮮度を保ったままシンプルにグリルしてあるので、食感と香りは格別で、地元でも、なかなかこういう風には食べられないそう。機会があれば、地元的な食べ方でも頂いてみたい。

      Aomori3
『おいらせ町銀の鴨とブルーリーズキッシュ、野辺地のこかぶのサラダを添えて』
銀の鴨は、何度かこちらでも記事にしたが、宮内庁御用達の鴨。寒冷の差が激しいため、逞しく育った鴨は、ブルーチーズにと黄身のしっかりした「あすなろ卵」とも、しっかりと対峙して。キッシュは大好物だが、こんな贅沢な三重層は初めて。野辺地のカブに添えられた、田子にんにくと先のあすなろ卵のバーニャカウダを使ったドレッシングも秀逸。

      Aomori4
『田子町産にんにくのペペロンチーノ、奥入瀬ガールックポークのスペアリブと、東北町産長芋のとろろをかけて 黒石町のスタイルで』
えらく長い料理名だが、すんごいよ、これ。どこから話そうな悩むが...
まずは、黒石町のスタイルというのは、黒石やきそばのこと。黒石には、黒石やきそばから派生した「つゆやきそば」があり、それをモチーフにしたそう。鰹などの魚系の出汁ととろろが、想像以上ににんにくと相性がよく、とろろも相まって、喉越しはもちろん風味が格別。

奥入瀬のガーリックポークは、その名のとおりにんにくを飼料に使った豚。ニンニクの効能で、焼く本を投与することがほとんどなく、ビタミンB1の多い豚肉なのだそう。

スペアリブはのってないが、ペペロンチーノ自体は、ボワヴェールのスペシャリテ。オススメです。

この後、3種類の料理とお土産まで。ながーくなりそうなので、続きは後ほど。

*追記:続きはこちら

【お店情報】
Bois Vert(ボワヴェール)*音が出ます
港区西新橋1-13-4 B1 ぐるなび  

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コメント

 世間的には、どちらかというと知名度が高くない小川原湖ですが、ここは面白いですよ。鯉もワカサギも蜆もいますが、なんといっても天然ウナギです。 ただ・・・まだ未食ですが(笑)。

 で、私はネマガリダケを、ダイレクトに焼いて食べております。コーンみたいな甘みとホロ苦さの組み合わせは、たまらない味ですよね。

投稿: takapu | 2009年6月14日 21:58

先日はありがとうございました。
青森は海の幸だけじゃなく、山の幸もうまいんですよ~。
フルーツや野菜も美味しいので、そんな魅力もお伝えできたらなぁと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: Kuu@まるごと青森 | 2009年6月15日 10:11

●takapuさん
ほほぅ、天然うなぎですかと思って、調べてみたら、
天然鰻の漁獲量が日本一なんですね!
う~ん、ますます知りたくなりますね。

>ネマガリダケを、ダイレクトに焼いて
あ~、コーンみたいなっての分かります。
口と喉の奥のほうで感じる香りとかね、たまりませんねぇ。
奥飛騨のほうでも細い筍(姫タケ)を食べるそうですけど、
家庭では、煮て食べるところが多いそうです。

投稿: のむのむ | 2009年6月15日 19:00

●kuu@まるごと青森さん
先日はありがとうございました!
毎度新しい青森の魅力を知り、
その奥深さに驚かされます。
また機会がありましたら、どうぞ、よろしくお願いします。

投稿: のむのむ | 2009年6月16日 07:40

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元です。 毎度美味しく楽しい時間を提供していただく青森試食会。第1回の七子八珍、第2回の肉、第3回のクリスマスに続いて、第4回のこの日のテーマも”肉”。最高である。青森の様々な素材を様々な料理法で食べられるお店、ボワヴェールが今回の会場。 十和田産のダチョ....... [続きを読む]

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