カンテサンス (白金台)
店には興味があっても、予約が大変だとなると敬遠をしてしまう性質。そんなわけで、カンテサンスも気になってはいるものの、なんとなく微妙に後ろ向きだったのだが、ひょんなキッカケから訪ねる機会を頂いたのは、11月も押し迫った頃のこと。「鴨の腿肉とリエットのビスケット」から始まった計13皿と、お店の方々が興味深くて、今や「予約を入れて、誰かを連れて行きたい」ような気さえしている。
写真は岸田シェフのスペシャリテ「塩とオリーブ油が主役 山羊乳のパヴァロワ」。シンプルな構成ながら、深く印象を残した一品。滑らかでさわやかなバヴァロワに、自重で搾ったオリーブオイルとブルダーニュ地方の塩。特に、透明感があるのに果実味をたっぷり含んだオリーブオイルが印象的。主役というのも頷ける。
【お店情報】
Quintessence 港区白金台5-4-7 地図
「焼き芋のスープ 甘くないスイートポテト」
グラスに入った不思議な色のものは何だろう?と思っていたら、「焼き芋のスープ」ですとのこと。グッと顔を近づけると、甘く芳しく、どこか懐かしい香り。
「車海老に乗せた縞牡丹海老のタルタル」
泡状のアメリケーヌソースの下には、生の縞牡丹海老のタルタルを焼いた車海老のソースとして頂く異なる海老の三重奏。
「フォワグラを詰めたブリニ」
ケーキのようなキュートな様相。フォアグラの溢れる旨みを抱いたブリニは、丹波の栗やかぼちゃとの相性もよく美味。
「螺鈿のように焼いた真鯛」
食べるのに夢中で、すっかり聞きそびれたメニュー名。帰り際にメニューを頂いて「螺鈿」かぁと思ったのは、焼き上がりの表面の美しさを思い出してのこと。
「蝦夷鹿の3時間ロースト」
妖美で艶やかな深い赤の見た目そのままに、しなやかな赤身の香りと味わい。ジロールなどの茸のソースがふくよかさを添えて。
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コメント
おお、鮑?と思ったらつぶ貝だったことを思い出しました。
どこかにちょこちょこ連れていってくれるスポンサーさんいませんでしょうか(笑)。
投稿: まさぴ。 | 2010年2月 1日 09:12
●まさぴ。さん
なんだかいまさらでもあるんですけどね。
う~ん、そんな奇特な方は周りにいないようなので、
今日も働きますか(笑)
投稿: のむのむ | 2010年2月 2日 07:19