謝謝 辣醤麺と小炒飯 （京橋）

寒いのも雨降りも苦手だが、こういう日こそ絶好のサカキ詣でと意気揚々と出かけたところ、こんな天気にも関わらず既に行列。こんなこともあろうかと、ダメなら行こうと思っていた「ザ・おでん あきやま」へ向かったところ、今度はランチの臨休。気落ちすると頭も回らないもので、トボトボと歩いていると、何かのお告げみたいに閃いたのがこちら。看板には京橋店とあるが、住所は八丁堀、最寄り駅は宝町。京橋JCT近くの路地にある上海料理店。

ここではワンタン麺が定番で、今度は角煮を頂こうと思っていたが、冷え切った体に温かいものを欲してメニューを確認。前回まで黒板に書かれていたメニューがない？と焦ると、卓上に品書きが用意されていて驚く。見てみると、角煮野菜ワンタン等、お誂え向きに麺類のラインアップが豊富になっていることにニヤリ。中から辣醤麺と小炒飯のセット(800円)を注文。

辣醤麺は、たぶん、たけさんが召し上がっていた辣醤角煮ご飯にのっていたものを同じ、ごろごろとした肉味噌と、たっぷりの野菜、フライドエッグがのったもの。ワンタン麺同様でかい器に入ってボリュームたっぷり。手前の野菜ゾーンのところのスープを飲むと、やわらかく、若干薄いかもという印象だが、肉味噌から染み出る塩気とコクが侵食して、味がどんどん変わっていく。

肉味噌は、1cm角にカットされた豚肉や野菜、ナッツがごろごろと入ったもので、辛さよりも、オリエンタルな、発酵臭のような独特の香りが印象的。自分は大好きだが、食べる人を選ぶかも。麺が十分な量のため、自信のない人は炒飯は半分にするか、キャンセルするかが吉。

勘定をしたら、「サービスです。お好きなのをどうぞ。」と缶入り飲料をお土産に頂いて。家庭的で、安くて、気前良くて。量の多さには圧倒されるが、これももてなしの気持ちなんだろうな。

【お店情報】
謝謝 京橋店　八丁堀4-2-5 美鷹ビル　地図