Bistro ぺるしぃ （東銀座）

この日のテーマは、『バイ貝の三段活用』

この日も、いつものように『シェフおすすめの５皿』。一皿目は定番の３種類のペーストと、自家製パン。この日一番の変り種ペーストは、バイ貝の肝。磯の風味を凝縮しつつも、嫌味のない香り。まったりとして、もちもちのパンに好く馴染む。

 

島根産の烏賊
むっちりとした食感と甘さが魅力の烏賊。メインはさることながら、いつも驚かされるのは付けあわせ。この日は、山形の行者菜に切干大根　酒田のもずく。もずくは細いが、その甘みと香りに目を見張る。それぞれが嫌味なく、そのものが持つ特長を存分に生かしたものばかり。そして、これらを生かそうというシェフの心意気に感服。



バイ貝の身を使った夏野菜のラタトゥイユ
意外にもゴルゴンゾーラ添え。これが、クリアな印象の爽快感に溢れるラタトゥユに、ミルキーなゴルゴンゾーラがコクを加えて。

最上川ポークと伊達地鶏の盛り合わせ
ポークにかけられたソースは梅酒の梅を使ったもの。甘やかな酸味が、夏の暑さとジューシーな肉質によく合う。肉厚な椎茸も魅力的。

バイ貝の蒸し汁を使ったリゾット
貝の蒸し汁を抱かせた米の旨いことは言わずもがな。誘われるカレーの風味に、また勢いがついてしまって。

一人様当たりワイン１本を足して7,500円ほど。安心して、美味して楽しくて幸せな一時が過ごせるぺるしぃ。いつも、ありがとうございます。

【お店情報】
Bistroぺるしぃ　銀座3-11-8　第6丸嘉ビル1F  地図