ぎんざ 一二岐 旬魚の西京味噌焼き (銀座)
歌舞伎座の裏手。ポンデュガールエクスプレス(ポールのカレー)や、KAIRADAが立ち並ぶ角を、昭和通りへ向かって左折したところに見つけた、真新しい行燈。地下へと続く階段には、まだ開店祝いの花輪が並んでいる。入り口がある通りが違うから全く気づかなかったが、その店はKAIRADAと同じビルの地下1階だった。
引戸を開けると、白木の6席ほどのカウンター。奥に個室があるそうだが、そう大きくはない。ランチは、鰹のわら焼き(1,500円)と旬の魚の西京味噌焼き(1,000円:2011.4.20時点では1,300円)の2種類。
先付として出されたのは、揚げ胡麻豆腐。焼きには時々お目にかかるが、揚げは初めて。サックリとした衣に歯を入れると、熱を加えて柔らかくなったごま豆腐が、とろりと口に流れ出す。小鉢はひじきを炊いたもの。地味な料理だが、どこか印象的。
これらを頂いている間に焼き上げられる西京味噌焼き。魚は失念したが、西京味噌の仄かな甘さと焼けた香ばしい香りが好ましい。ご飯のお代わりは遠慮なさらずとのことだが、魚良しご飯良しと、おかわりをしないつもりならある程度の意志が必要だ。
これで終わりかと思っていたら、最後には、黒蜜とあずきのソースをかけたバニラのアイスクリームを。もう一方のランチの「鰹のわら焼き」は、ご主人が以前いらした店で出していたもののようだが、カウンターであれば藁で焼く姿や香りを楽しめそうだ。
胡麻豆腐以外はメニュー自体は有り体だが、どれも丁寧。真新しいからといえば当然だが、店舗だけでなく、お店の方からも感じる心地よい清々しさが非常に印象に残る。夜は、3つのコース(7,350円、9,450円、12,600円)が用意されているそう。裏銀座は、派手ではないが好い店が多いところ。また一つそんな店が増えてくれるような期待をしている。
【お店情報】
ぎんざ 一二岐(いぶき) 銀座2-14-6 地図
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コメント
最強、じゃなくて西京焼美味しいですよね
ごはんおかわり可はありがたいなあ
ただおかずが多種欲しい人なので
揚げ胡麻豆腐はごはんと西京が出るまでおあずけ状態でし
投稿: ぶひ | 2010年9月13日 18:19
●ぶひさん
小鉢にお漬物もありますので、ご飯のおかずには
ことかかないと思いますが、結構小盛りなので、
ぶひさんなら2杯くらいはおかわり必要かも~(笑)
投稿: のむのむ | 2010年9月14日 06:50