桃園 チャンポン (有楽町)
昭和な雰囲気が残る東京交通会館の中でも、一際色濃く残る一店がこの桃園。創業は昭和25年、チャンポンと皿うどんの店。太い麺が特徴のここのチャンポンは、何故か時々思い出したように吸い寄せられてしまう。
チャンポンというよりも、タンメンのイメージに近いチャンポン。炒め野菜や、なぜかのから揚げほか、食べ進めると、下からチャーシューや団子、練り物のが現れ、なんとなく宝探しのような気分。鶏がらのベースにあさりの風味が効いたスープに、この太くもっさりした麺が、実は程好いバランスを保ってるような気がする今日此の頃。上等でも上品でもないが、長く勤め人の胃袋を支えてきた「らしさ」が好ましい。
【お店情報】
桃園 有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F 地図
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コメント
こんばんは
「実は程好いバランスを保ってるような気がする今日此の頃。上等でも上品でもないが、長く勤め人の胃袋を支えてきた「らしさ」が好ましい。」
秀逸な文章ですね、脱帽。
そうそう、この頃の男性テレビタレントが帽子を被って出てきます。
だいたいはお化け屋敷から逃げ出した無宿人態みたいに思えて…
やはり紳士は室内では脱帽と思う爺です。
あはっ、余計な事でご無礼致しました。
投稿: よろ~よれ爺 | 2010年10月28日 18:47
●よろ~よれ爺さん
何十年か前も、同じようにちゃんぽんを食べて
午後の仕事に向かっていたかと思うと、感ずるものがあります。
確かに室内、特に飲食店などでは、
帽子を被ったままの人が気になりますね。
投稿: のむのむ | 2010年10月29日 08:26