天龍 餃子ライス (銀座)

銀座で餃子といえば、間違いなく真っ先に名前が挙がる店の一つだろう。「バナナ餃子」という仇名も付くでかい餃子。実際は、バナナほどではないが、10cmを優に超える大きさで、一人前８個。その餃子にご飯と高菜が付いた餃子ライスは、正に餃子がメインの、餃子でお腹がいっぱいになる定食だ(1,120円)。

充分に分かっていても、焼かれた餃子が目の前に来ると愕然とする。おもむろに頬張ると、丁度焼きたてアツアツのところで、カリカリに焼かれた厚めの皮の下から肉汁が滴り落ちる。にんにくは入っておらず、野菜もたっぷりで、見かけによらず比較的あっさりとした餃子で、午後からの仕事も安心。ちなみに、最初は何も付けず、そのうち芥子や醤油といくことのが自分のスタイル。同僚と来ると、各人各々にそれぞれの食べ方があったりするのも面白いところだ。

本来なら、複数人で餃子と別のものを取ってシェアするのが一番。だが、今日は餃子が食べたくて、ふと天龍を覗いたところ、「いつもよりは」行列が少なかったため、始めて一人で入店。それでも、1Fと2Fを繋ぐ階段は、待つ人で一杯だが、長い行列でも左程恐れることはなく、今日も5分と待たなかった。来る人の多くが餃子ライスを注文する故回転の早さは納得できるが、それでも行列ができると考えると、集客の凄さに恐れ入る。半餃子ライスがあればという声もよく聞くが、あの量だからこそ魅了されるという気もする。なお、食べ切れなかった分は持ち帰り可能。

【お店情報】
天龍　銀座2-6-1　地図