味小径 千陽 ・ 八戸酒造 (八戸)
縁あって、食材に触れ、訪ねる機会があり、すっかり魅了されている青森だが、そもそも青森に惹かれることになった切っ掛けは八戸だった。先月伺って、永年の念願だった店へ行き、横丁で呑み、出来たばかりのスポットへ出向き、次はいつ伺おうかと思い帰ってきたところだ。
そこに、先日の地震。ご覧になった方も多いと思うが、テレビで映しだされた八戸港は目を疑うほどの光景で、深刻な影響を受けた。例えば、先月伺った八戸港やウミネコの島、蕪島に隣接する水産科学館「マリエント」は、震災の影響で休館、営業再開の見通しは立っていないと聞く。(→3月22日より営業再開だそうです!:追記3月30日)
一方で、港は一部で供給が始まり、八戸駅~マリエントの最寄り駅である鮫駅間のJRは再開と復興が始まったそうだ。
トップ写真は、マリエント内にある展望レストラン「千陽」からの眺望。太平洋とウミネコが舞う八戸港を眺めながら、鮮度の良い魚介類や、
ロケーションの良さに頼るだけでない料理に、昼時だというのにすっかり長居してまった。夜も大変素晴らしいそうで、営業を再開された暁には、是非、訪ねてみたいところだ。
千陽を訪ねる前に伺った「八戸酒造」は、朝市で有名な陸奥湊にある「陸奥八仙」などを醸す酒蔵だ。伺ったのは日曜日。事前にメールで連絡したところ、本来は休日にも関わらず、快く承諾頂き、大層丁寧に蔵を案内して頂いた。試飲をさせて頂きながら伺った蔵や日本酒の話は聞いているこちらの胸が熱くなるもので、是非とも、応援したいと思った。(そして、千陽で随分と呑んでしまったのだけれども)
蔵があるのは、津波が被害が大きかった地域。川に隣接した蔵のために心配していたが、津波の被害はなく、被害は最小限にとどまったそうだ。停電はあったようだが、今は復旧し、蔵作業も再開しているそう。
復旧の息吹が見え始めたとはいえ、元あった街の活況を取り戻すには、恐らくまだ時間が必要だろう。東京に居る自分にできることは、被災地の経済を活性化させるために、被災地の食材を積極的に選ぶこと。早くまた訪ねることができる日を想いながら。
【お店情報】
味小径 千陽 八戸市鮫町字下松苗場14-33 八戸水産科学館マリエント 4F
八戸酒造 八戸市大字湊町字本町9番地
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コメント
こんばんは
青森は気の毒ですね。
きれいな色の、素敵な新幹線が走り出したばかりなのに…
どなたか、なんとか別の手段で行かれる方法を教えて下さいな!
投稿: よろ~よれ爺 | 2011年3月21日 23:58
●よろ~よれ爺さん
ほんと、青森の方も残念でしょうし、
行こうと思ってた方も残念でしょうね...
飛行機も大丈夫ですし、
日本海側周りで青森へも行けそうですよね。
また、昨日、新青森~盛岡間の新幹線も復旧しましたよ!
はやぶさには乗ってみたいので、
一日も早い復興を願っています。
追記:今日のニュースによると、
4月末にも東北新幹線全線復旧するそうです。
投稿: のむのむ | 2011年3月23日 07:29