ふじむら アジフライ定食 (築地)
久しぶりにふじむらを訪ねることができた。「久しぶり」になるのは、遠いということもあるが、店に辿りついても満席で入れないことが多いから。今日も恐る恐る暖簾をくぐると、丁度先客が店を後にしたところだったようで、カウンターには片付けられる前の皿や茶碗。今日はついてる。
刺身や焼魚、三色丼や鉄火丼など海鮮を使った品が多いが、豚角煮やから揚げも人気。そのほとんどが1,000円以下という、近くにあったら間違いなく通ってしまう品揃え。今日の魚が、鰆のおろし煮に旨そうに汁を吸った豆腐がついたもので、大層惹かれたが、昨年の印象深いランチの一つとなったアジフライ(950円)の誘惑には抗えず。
アジフライといえば、両開きの尻尾がついたもののイメージだが、ゴロンとした独特の風体。箸から落ちないようにしっかりと挟んで摘み上げてバクリと齧り付くと、細やかな衣のサクっとした食感の後に、立ち上る湯気とホコホコとした肉厚な身が口いっぱいに広がって、ハフハフ。口が巧く閉まらないというか、顎が疲れるというか。分厚い切り身を食べているような、身を存分に愉しめるアジフライ。ちなみに、アジフライは限定12食。
2種類の小鉢に味噌汁と備え付けの漬物付き。食べている間に続々と客が入り、やはり今日も待つ人ができた。この店が近くにある方が羨ましい。
【お店情報】
築地 ふじむら 築地2-14-14 地図
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