Bistro ぺるしぃ (東銀座)
梅雨入り前のぺるしぃで、山菜と鰹と旬の野菜と。
いつものように、ペーストと自家製の焼き立てもちもとパンから始まるおすすめの5皿。定番の茄子のペースト、明太子のペーストに加えて、山ウドの葉のペースト。スプーンで掬っただけで広がる香りと丸ごと山うどを思わせる味わいは、鮮烈な驚き。
鰹に、山形のフルーツトマトや青森の蕨と、一皿に季節が満載。
シェフが作るガレットは楽しみの一つ。冬なら牡蠣とか、季節の食材を旨く包みこんで、香ばしさと軽やかな食感を従えて幸せを運んでくる。この日は秘伝豆を入れて、ブイヤベースを彷彿とさせるアメリケーヌソースが、また一層ニンマリとさせる。付け合わせと言っては失礼なほどに立派で瑞々しいアスパラは、庄内産だそうだ。
茄子の下にはミートローフ、奥には、筑波鶏を燻製してローストもの。燻香、ソースの香り、焼けた香り。肉汁、野菜の瑞々しさ。一皿でありながら、それぞれが鮮やかに色を発揮する。
この日の5皿目は、スペシャルで苺をたっぷり使ったアイスクリーム。余計なものを添加せず、活き活きとした苺の甘み、酸味、香りで満たされる幸せ。奥に見える白いケーキは、山形、鳥海高原牧場の生乳を使ったヨーグルトを使ったもの。濃厚なのに円やかで爽やか。
伺う度に、新しい美味しさに出会えるぺるしぃ。何度も伺っているのに毎度驚かされるのは、食材と料理への探究心のなせること。ここに来たら、気軽な居心地の良さの中に、身を委ねるのみ。
【お店情報】
Bistroぺるしぃ 銀座3-11-8 第6丸嘉ビル1F 地図
【お知らせ】
ブログ左上の「お知らせ」でも書いておりますが、今般の震災で店が消失した気仙沼の名居酒屋「福よし」の再興計画が始まっております。以前行かれた方、一度行ってみたいと思っていた方、これから行ってみたい方、是非、ご一読下さい。→こちら
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