おおはま (阿佐ヶ谷)
*残念ながら、2013年8月末日をもって閉店。
阿佐谷北一丁目のバス亭付近、中杉通りから斜めに入る小路にある「おおはま」。「表通りから見えない場所で...」と女将さんは苦笑いするが、10人も入れば満席になるカウンターだけの小さな店。だが、開店1年にも満たないにも関わらず、既にご常連も多く、このくらい目立たないほうが、程好いように思う。
阿佐ヶ谷には女将さんが一人切り盛りする佳い店が多く、女将さんはそれぞれに個性的。おおはまさんは、どこか少年っぽい清々しい印象の方だが、出す料理は季節を織り込んだ、中々に繊細な肴が並ぶ。
日替わりの野菜小鉢(単品300円、三品盛り600円)
5月の末頃に訪ねたときは、わけぎと若芽の酢味噌がけ、千切りじゃがいもとハムのピリ辛炒め、白瓜梅肉和えを。
こちらは、つい先日訪ねたときの、パプリカとズッキーニの南蛮漬け。野菜小鉢はいつも6種類ほど。手の掛けられた野菜料理が幾つもあるというのは嬉しい。
夏野菜入りの冷やし茶碗蒸し(480円)
季節らしいものと頂いた冷たい茶碗蒸し。出汁の効いたつるんとした茶碗蒸しの中からは、ごろんとトマトを始めとした夏野菜。上のつぶつぶは、生でも食べられる白いとうもろこし「ピュアホワイト」。
稚鮎の天ぷら(630円)
そのままのものと、紫蘇を巻いて揚げたものと。苦みのある鮎に、酒もすすむというもの。頼もうと思っていた青森は三浦酒造の「ビキニ娘」が売り切れて、「揚げ物に合うかと」と助け舟を出してくれたのが、上喜元の活性にごり。お酒は半合400~550円程度。酒も日替わり、季節替わりで、品書きに出ているもの以外にもあるので、好みを伝えてみるのもいい。
一人で切り盛りをされているため、混みあう時間には少々時間がかかることもあるが、そこは、品書きに記された「早くできるもの」「時間のかかるもの」を目印に注文するのが吉。先ずはと、早く出ていろいろと味わえる、おつまみ八種盛り合わせ「おまかせちょっと盛り(1,200円)」を注文する人も多い。その内容は、随分と通ってらっしゃるこちらをご参考に。
紹介したもの以外にも、刺身から燻製、ご飯ものまでメニューの幅も広く、今日も楽しい出会いがあるかもと、ついつい期待して足を運んでしまいたくなる。近所にあると嬉しいが、ある意味危険だ。
【お店情報】
旬の菜と旨い酒 おおはま 阿佐谷北1-44-14 阿佐ヶ谷北MTビル102 地図
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コメント
リンクありがとうございます♪
おおはまさん・・まだ1年にもならないのに本当に頑張っていますね~
小生は月1ペースですが・・・常連さんは週1~2の方も多い様ですね!!
阿佐ヶ谷は飲兵衛には嬉しいお店がたくさんあるので本当は引越したいのですが・・・確かに危険!?なので引越さずに通ってますf(^^;)
投稿: いざ酔い日記 | 2011年7月11日 12:13
のむのむさん、こんばんは!
さすが阿佐ヶ谷、やはりレベルの高さ相当ですね(羨まし過ぎて溜息)
ふらりと寄るお店たちが、みんな個性があり、且つ美味しいというのは本当にシアワセだな〜♪
投稿: さおぷー | 2011年7月11日 21:33
●いざ酔い日記さん
ほんと、いつもよくお客さんが入ってますよね~
遅い時間だと、ご近所のご常連さん率が高くなるようです。
危険に背を向けない勇敢な方々が多数...(笑)
投稿: のむのむ | 2011年7月12日 09:16
●さおぷーさん
ほんと、飲むことだけを考えて、住処を決めてよかった(笑)
美味しい店も、大衆的な店も、個性的な店も、佳い店がたくさんあります。
さおぷーさんも、阿佐ヶ谷に越していらっしゃっては?
投稿: のむのむ | 2011年7月12日 09:20
うふっ
悪魔の(?)素敵な囁き、ありがとうございます(笑)
でもそうなったら、確実に連日連夜飲み歩いてしまいそうです。
(のむのむさんと遭遇出来そうで素敵ですが♪)
投稿: さおぷー | 2011年7月13日 23:34
●さおぷーさん
さおぷーさんが、ほんとに越してらっしゃったら、
楽しいだろうなー
今は妄想だけにしておきます(笑)
投稿: のむのむ | 2011年7月14日 09:26