ラ・メール・プラール (丸の内・有楽町)
名物のオムレツの発祥というのが「ラ・メール・プラール」(la mere poulard)。修道院の街、モン・サン・ミッシェルを訪ねてきた巡礼者のために、貴重な玉子を使って、安く栄養価が高くボリュームのある料理を提供できないかと、たっぷりと泡立てた玉子でオムレツを作ったのが始まりだとか。その「ラ・メール・プラール」の東京店が、8月に、東京国際フォーラム1階にオープン。外から見ると煌びやかで堅い雰囲気にも見えるが、それほど価格帯は高くなく、ふらりと訪ねた自分も快く迎えてくれた。
この日は、コースはオムレツ(or アルミット料理)に前菜とコーヒーがついたコース(1,800円/サービス料別)を。
前菜は、スープ・ド・ポワソンやサーモンマリネなど、8種類あるオードブルのアラカルトからの選択。ホタテのマリネサラダは、パッションフルーツを使ったソースのフルーティな酸味が美味しい。
ホールからもよく見えるように設えられた厨房からは、思わずリズムを取りたくなるリズミカルな音と姿。銅製のボールでたっぷりと泡立てて作るオムレツは、おぉーっと声を上げてしまう大きさ。横幅30cmオーバーに、この厚み。でも、中央部分はフワフワモコモコとスフレのように軽く、僅かな塩味でその大きさのわりにあっさり、儚く消える。
オムレツには、2種類のソースつき。7種類の組み合わせの中から、選んだのはフォアグラのポワレとフレッシュハーブ風味のきのこソース。
コースは上の他、前菜に変えてデザートがつくもの(1,800円)、前菜とデザートがつくもの(2,700円)の3通り。他、アラカルトやオードブルプレートやデザートプレート。名物のオムレツのランチもあるそうだ(1,500円)。
オープンして一箇月ほどだったが、スタッフの方の目配りもよく行きとどいて好い居心地。伺ったのはレストランだが、カフェも併設。アルコール類も高くなく、オードブルプレートで軽く飲むなんていう使い方もよさそうだ。
【お店情報】
ラ・メール・プラール 丸の内3-5-1 東京国際フォーラム内 地図
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コメント
クレープのような伊達巻きのようにも見えるですな
タマゴスキーとしては一度行ってみなければって感じですね
こんなのも参考になれば幸いです
http://youpouch.com/2011/09/02/090046/
投稿: ぶひ | 2011年9月19日 22:21
ぷくーっと美味しそうに膨らんでいますね。
どこかで似たようなシルエットを‥‥と考えたら、万惣フルーツパーラーのオムレツでした。
非日常感も味のうちですね
投稿: ミケ | 2011年9月20日 05:53
●ぶひさん
伊達巻ねー、云われてみればそうかも!
最近、年をとってきたせいか
単純に玉子であれば何でもいいというわけでは
ないような気がしてきました。
なんとなく、"This is たまご"的なのが好きっぽいみたいです。
投稿: のむのむ | 2011年9月20日 09:21
●ミケさん
そうそう!あのふくらみ方、どこかで...ともやもやしてたんですけど、
万惣フルーツパーラーのオムレツですね!
でも、こちらは膨らみよりも、全体的な、圧倒的な大きさが
とても印象的でした。
お店の中も素敵ですし、おっしゃるとおりの「非日常」さを味わえるところでした。
投稿: のむのむ | 2011年9月20日 09:26
(゚д゚)ウマソー
そんな素敵な卵料理があるなんて
知りませんでしたー
( ..)φメモメモ
投稿: ほぴほる | 2011年9月20日 12:37
●ほぷほるさん
夢があるフォルムですよねー
ただ、オムレツ自体の味付けは、軽い塩だけなので、
何かのソースが必須かと
投稿: のむのむ | 2011年9月21日 06:27