オーベルジュ アンドラ モンターニュ (南魚沼) その2
至福をたらふく
『至福をたらふく』とはよく云ったもので、一皿ごと作り出される料理をゆっくり頂き、ワイングラスを傾け語らい、その上帰る心配がないという、幸せに満ちた時間を過ごすことができる、オーベルジュ、アンドラ モンターニュ。今回は、二日目の夜の料理と、ワインを楽しみたい方へのおすすめを。(一日目はこちら)
アミューズ:夏野菜のプロヴァンス風と能生のノドグロを生で
グランド アンショヤード
色々な野菜のポワレをアンチョビを使ったソース「アンショヤードソース」で。ポテトやズッキーニ、オレンジ色の人参など見慣れた野菜から、黒い人参やコールラビという、カブのような見た目のキャベツの仲間の野菜まで。それぞれの野菜の豊かな味わいと、それを引き立てる塩気は、まさにいい塩梅。
能生漁港のノドグロのポワレ
付け合わせは小松菜と胡瓜。舌に乗せると、皮目の芳しさに続いて、蕩ける上品で上質な脂。
大沢の極上コシヒカリのおかゆ
魚沼の中でもとりわけ旨い米ができるといわれる大沢地区の、通常流通していない極上のコシヒカリ。この日は、先のノドグロを出汁にした贅沢なおかゆ仕立てで。
阿倍仙人のカボチャで作った冷たいスープ
先日ご紹介した仙人作のカボチャのスープというから黄色いものを想像していたら、美しい鶸色。
フォアグラと桃のコンビネーション
相性の良さはテッパン、口溶けの様も似た心地好い組み合わせ。
長崎産 和牛サーロインのロティ
あんずを使ったクーヘン
甘さ控えめのシュトロイゼルクーヘン。混ぜ込まれたあんずは7年かけて作られたものだそう。
アンドラの地下室には、ワインが貯蔵されていて、本当に「所狭し」。オーストリアワイン大使でもあるため、オーストリアワインも多いが、渋谷でシェフをしている頃から買い集めているため、地域は限らず、古いもの、今では手に入らないものも。
食事一皿毎に相性のいいワインを出してくれるプラン(ワイン込み:一泊21,000円)もあるが、おすすめは、合うものをボトルでお願いすること。グラスで提供するには限界があって、1本単位でお願いするほうが、ちょっといいワインや古いワイン、面白いワインなど、出てくるワインの幅が大幅に変わってくるのは当然のこと。大体、1本7000円~10,000円くらいだが、他で飲むと2倍で済むかなぁと思うこともしばしば。ちなみに、お酒が飲めない方向けに、お茶と料理とのマリアージュを楽しむプランもあるので、飲めない方と一緒に愉しむことも。
兎に角、自分にとっては至福の楽園。今から次に訪ねるのが、楽しみで仕方がない。
【お店情報】
AUBERGE-ANDRA-MONTAGNE 南魚沼市宮野下1191-1
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コメント
わー、ステキ♪
どれもこれもとっても美味しそうね。
お野菜もバランスよく食べられそうでかなり気になるわ♪
そして何よりもこのおかゆ、絶対食べたい!(笑)
いつか機会を作って訪れなければ☆
投稿: あな | 2011年9月 6日 13:00
●あなちゃん
ここねー、野菜が美味しいのよ。
元気で濃くて、体調が悪いと負けそうなくらい(苦笑)
ほーんとオススメなので、是非行ってみてー!
投稿: のむのむ | 2011年9月 7日 09:22