桃園 皿うどん (有楽町)
久しぶりに桃園。今日はチャンポンではなく、皿うどん。入口で「皿うどん」(900円)の食券を求めると、「皿うどんは、焼いた柔らかい麺だけど」と食券を渡しながらおばちゃんは云う。そう、ここの皿うどんは、揚げた麺に餡をかけたものではなく、焼きそば又は焼きうどんに近いもの。ちなみに、件のおばちゃんには、「カリカリなら焼きそば」というセリフもあり、いわゆる皿うどんをお望みなら「焼きそば」(850円)を注文すべしなのだ。
チャンポンと同じく、太い麺にたっぷりの炒め野菜。そして、食べ進むと表れる鶏の唐揚げやチャーシー、かまぼこや団子。普通なら目立たせたい具を中に隠してしまうのは何故だろうと麺を啜りながら一頻り考えてしまった。
昭和感漂う交通会館の中でも、色濃く残る桃園。それは店そのものだけでなく、働く人も、客も、どこかグレーだ。だけれども、そんな雰囲気に、この太くもっさりした麺が似つかわしく、鶏がらのベースにあさりの風味が効いたスープとも程好いバランスを保ってるような気がする。創業は昭和25年。上等でも上品でもないが、長く勤め人の胃袋を支えてきた「らしさ」が好ましい。
【お店情報】
桃園 有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F 地図
| 固定リンク
コメント
のむのむさん、こんにちは!
桃園は。。。何だかおばさん達同士で仲が良い人と悪い人の人間関係が見えちゃったりして、胸が一杯になった事があって。。。(笑
っていうか、このエントリーに大変失礼ですが、桃園の向かい側の「鳥めし ぼん」は行かれた事ありますか?40年以上続く名店ですので今度是非!
お昼は「とりめし」。夜は酢醤油で食べる「とりぽん」とか色々です!
投稿: Jun | 2011年10月25日 17:35
●Junさん
名物?のおねぇさんが、このところずっといらっしゃらなくて
寂しいやらなんとやら...苦笑
「ぼん」はいかなくちゃと思ってて...なのです。
Junさん絶賛とあらば、早速もたもたしててはなりませんね!
投稿: のむのむ | 2011年10月26日 15:15