ぎんざ春日 天丼 (銀座)
週に何度もすぐ傍を通るのに、すっかりとご無沙汰してしまった。以前は、夜に昼にとお伺いしていたはずだが、足が遠くなってしまった理由もはっきりとはしない。記録を読み返してみると、前に訪ねたのが2年半も前のことだ。
暖簾を潜ると相変わらずの賑わい。すぐに空きますから中の椅子でお待ち下さいとにこやかに迎えてくれる。昼は、カウンターと小さいテーブルに座るほとんどの人が召し上がる天丼(900円)は、海老に穴子、さつま芋など6種類が乗る。甘さの控えめな丼汁、天かす入りの味噌汁は健在だ。
時が変えたもの、変わらないもの。ご常連さんとにこやかに話す中にも、自分の知らない間のことが少しだけ透けて見える。ただ、会計を済ませ店を出るときの「お待たせしてすみません。ありがとうございました。」という声を聴は、ずっとここで人を満たしてきた変わらぬ想いを見た気がする。
夜は銀座の端らしい、気さくながら、正統派の和食・割烹料理店。急な階段を登った先にある天井の低い昔ながらの座敷も趣深い。夜にまたお伺いしなければ。
【お店情報】
ぎんざ春日 銀座1-4-6 地図
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