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2012年1月 6日

おば古 ランチセット (銀座)

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銀座1丁目、ビルが立ち並ぶ中、縄のれんの戸口が印象的な一軒家。「おば古」は、山形の庄内地方の郷土料理が中心の店だ。

今日は、毎年密かに楽しみにしている誕生日のランチ(今年は当日が日曜のため、今日に繰り上げたけれども)。他にもここぞとばかりに行きたい店が幾つかあったが、以前にも伺ったここを選んだのには訳がある。一つは、先日夜に宴会で伺ってその素晴らしさを再認識したこと。もう一つは、その宴会に同行した若い人が、「ここ、ずっと気になっていたんです」と嬉しそうに話してくれたことだ。自分が前にこの店のことを書いたのは、もう4年も前。そんな訳で、新しい情報を入れつつ、もう一度書いてみたくなった次第。

ランチは基本週替わりの1種類のみ(1,500円/予約で「松花堂弁当」、上階の座敷で頂ける「座敷食事」があり)。玄関先にその日のメニューを記した看板が出されるが、概ね8品~9品ほど。今日などは、「アジの塩焼き」や「とり唐揚」など、メインになる料理も幾つか並ぶが、どれかを選ぶとかではなく、これら全てがセット。昔、雑誌に掲載されていた記事の朧な記憶によると、朝ご飯をしっかり食べない人が多いことが気にかかった女将さんが、お昼だけでもしっかりちゃんとしたものを食べてほしいと思い、こんな内容になったそうだ。

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カウンターに座り、ほどなくして運ばれてきたのが「むきそば」。そばの実をむいて茹でて、出汁をかけて食べる郷土料理。ほんのりそばの香りと、添えられた海苔とわさびが心地よく、さらさらと冷たいお茶漬けのように頂く。出汁の按配もよく、美味しい一品。

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続いて、アジの塩焼きやとり唐揚、里芋の煮ころがし、しらす大根。どれも昔からある何てことないメニューだが、どこか繊細で品が良い。そして、カウンターの目の前には、湯気を上げる燗付け器と割烹着のおかみさん。ここまで揃えば、ついと1本やってしまいたくもなる。食べ終わるのを見計らって、お茶の差し替えと饅頭が届いた。

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田舎の古くからある屋敷にでも来たかのような、使い込んだ木の色が大変趣きのある店内と女将さんの笑顔のためか、店の雰囲気は、母性的で包容力豊かな印象。この1階での夜もしっぽりとして好い。品書きに値段はないが、この界隈の個人店で飲むのと同じくらいと思えば間違いない(様子はこちらから)。

また、2階以上の座敷は、10,000円、13,000円、15,000円の会席となる。これらも刺身や天ぷらなどの定番ものはもちろん、先の「むきそば」に「芋煮」、「米沢牛の炙り」、「はたはたの鍋」など、おば古らしさが盛り込まれた内容だ。椅子が用意された座敷もあり、正座が苦手、足腰が弱くてという方との会食にも適す。時には、店前に黒塗りの車が並ぶというのもなるほどといったところだ。

今日伺って驚いたのは、若い客が非常に多かったということ。これなら、この店もまだまだ安心だ。

【お店情報】
郷土料理 おば古 銀座1-4-10 地図

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