燗酒屋 (阿佐ヶ谷)
一寸温まって帰ろうと、阿佐ヶ谷北口の「燗酒屋」。席が空いていればと思いながら、満席のことが多く入れないことも多い繁盛店。この日はちらりと見遣ると、曜日のせいか空席あり。こちらも、誰が云ったか、三大阿佐ヶ谷美人女将の1店。カウンター8席と小さなテーブルが1卓の小さな店だが、声の可愛らしい割烹着の女将さんが切り盛りするには、何かと頃合いがいい。
お通しを頂きながら、目を通した品書きで頼まなければと注文した〆鯖は、見惚れるほどの美しさ。眺めてちびり、口にして、又ちびり。自分が思う倖せが、具現化したみたいだ。
続いてお願いしたポテトサラダには、まだハシリだった菜の花入り。
見てしまうとやっぱり食べなきゃとお願いした、カキフライ。本当は、付け合わせの野菜はたっぷりと添えられるところだが、飲兵衛仕様に軽い盛りに。我儘を聞いてくれたり、注文に悩んでいると、こんな感じはどう?と助け舟を出してくれたりと、そんな心遣いも通ってしまう理由。
一人で切り盛りしている故、料理の提供はゆっくりではあるが、こちらもゆっくりと飲っているから気にならない。ご常連の方々も、手が空いたらでいいからと声をかけたりと、上手に楽しんでいる方が多いようだ。お酒3本と料理で、3,600円程。数ある肴と燗を愉しみに、また空席を探してしまうのだ。
【お店情報】
燗酒屋 阿佐谷北2-3-3 地図
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