西アサヒ たまごサンド (名古屋・円頓寺)
今日は名古屋。6年と少し住んだ街なだけに、あれこれ立ち寄りたいところがあるが、生憎、行って帰ってのとんぼ帰り。けれども許せる時間は最大限に使いたいと向かったのは、西区にある円頓寺商店街。かつては城下町の商店街として整備された最も古い商店街。ただ、かつての盛り場も、今では人の流れも少なくなって、時代から取り残されたような静けさ。言い換えれば、だからこそ、古くからの街並みが今も残るエリアだ。
目的の「西アサヒ」も戦前から続く喫茶店。佇まいは、随分と時代がついた感じだが、たまごサンドが有名で、何度もメディアに取り上げられている名物店。
そのたまごサンドの主役は、厚さ5cmほどもある厚焼き玉子。注文が入ってからカシャカシャと玉子を溶き始める厚焼き玉子は、もちろん焼き立て。挟むというよりは、申し訳なさそうに置かれている柔らかいパンに苦笑しながら、こぼれ落ちないように手に取り、大口を開けてほお張る。まずは、玉子の香りと温み、次に、少しだけ残る半熟部分、今度は、ざっくり溶くために出来る白身だけの部分と、いろんな玉子が口の中に登場して、なんとも幸せな一時。
玉子にばかり目が行くが、肝は、マヨネーズで和えたきゅうりもみ。薄切りのキュウリの食感、塩気、水分。玉子とキュウリの間にパンを一枚挟んでいるのも、よく出来たもんだ。
名物店ではあるが、平日だからか、この場所だからか、もうすぐ昼時というのに、ぽつぽつとご近所のおじさんがスポーツ新聞を広げているだけで、閑散とした雰囲気。注文する前からピーナツが出てきたりするのも久し振りで、なんだか郷愁に駆られてしまった。
外に出て暫くぶりに歩いてみると、向かいの洋食屋「はね海老」や「浅田屋」が健在な一方、フレンチレストランや洒落たカフェがちらほらと出来ていて、ただ止まっているだけではないことを知る。
それにしても、久し振りの名古屋にはいろいろ刺激されてしまった。今度は夜に来て、昔通った飲み屋にも足を運んでみたいもの。
【お店情報】
西アサヒ 名古屋市西区那古野1-6-13 地図
| 固定リンク
コメント
名古屋人なのにこのあたりは未踏だ(;^ω^)
おまけが付くのは愛知岐阜だけですよね
東京や横浜ではまず付かないですからねえ
次回の名古屋ナイトはお誘いください~w
投稿: ぶひ | 2012年10月12日 00:14
美味しそうだ~!お土産に貰いたいです!
投稿: まる | 2012年10月12日 01:06
●ぶひさん
ほんとにあんまり人が行かないエリアですよねー
結構楽しいエリアなのに
ここの向かいの「はね海老」とか、ぶひさんお好きそうです
ピーナッツの小袋とかもよく見ましたが
小さい入れ物に入れて出てくるのは、すごく久しぶりでした
良く考えると終電(新幹線)に間にあいそうな店が多いぞw
投稿: のむのむ | 2012年10月12日 08:29
●まるさん
テイクアウトもしてくれますよ。
名古屋場所の時は、力士の方がよくテイクアウトしていくそうです。
名古屋駅からも歩ける場所ですので、ぜひどうぞ!
投稿: のむのむ | 2012年10月12日 08:30
玉子好きには、たまらないサンドイッチですね。
定番のゆで卵をきゅうりとマヨネーズなどであえた玉子サンドとは違う、暖かいサンドイッチ、気になります。
東京で食べれるところ、ご存知ないですか?
投稿: jinn | 2012年10月12日 08:40
●jinnさん
こんなに厚くはないですが、いくつかあるみたいですよ。
銀座近くなら、有楽町のはまの屋さんとか。
谷中のカヤバ珈琲も、たまご焼きだったかと思います。
投稿: のむのむ | 2012年10月15日 08:07