泰明庵 せりそば (銀座)
この時期になると、牡蠣のメニューが始まったか否かが気になるのはもちろんだが、泰明庵のせりそばも、『まだか、もうすぐか』と気を漫ろにさせるものの一つだ。
そろそろだろう。もし早ければ舞茸天そばでもと思い、向かった泰明庵は、いつにも増しての繁盛ぶりで、珍しくテンヤワンヤ。その隙を見て短冊を一瞥。せりそばの存在を確認して、『相席で』と案内されたところを、返す刀で『せりそば、根入り』(900円)。
運ばれてきた器からは、湯気とともに立つ芹の香。まだ走りの時期ゆえ、穏やかな香りで、葉や茎はもちろん、根も細く柔らかく若々しく。冬の盛りの圧倒的な存在感ではなく、蕎麦に寄り添う感じだか、それがむしろ、これからの盛りを想像させてそそるというもの。
壁一面に貼られた短冊には、かき南蛮を始めとする牡蠣系の品も。寒いのは苦手だが、楽しみな季節の到来をひしひしと感じる今日此の頃。今週は、そんな季節の到来を楽しむつもりだ。
【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図
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コメント
ここもいい店ですよね
夜はもう少し遅くまでやってて欲しいけど
それはないものねだりってもんでしょうね
投稿: ぶひ | 2012年10月29日 22:18
●ぶひさん
まぁ、そばやですし、通しで営業してますからねぇ
ここは夕方早く来て、呑むのが佳しってことで
投稿: のむのむ | 2012年10月30日 07:58