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2013年2月27日

カレーコーナー三原 ハンバーグ定食 (銀座)  ともう一つの三原

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現存する日本最古の地下街と言われる三原橋地下街。耐震性の問題による東京都からの立ち退き要請に応じ、銀座シネパトスは3月一杯で歴史を閉じる。飲食店もほとんどが店を閉め、随分と寂しくなった感があるが、壁には多くのサインや寄せ書きが並べられ、行き交う人の足を止める。

今残っている飲食店は、地下街両端の「三原」。5丁目側の「三原」は、地下街入口に「カレーコーナー」と掲げられている方の店。金曜日には、フライを乗せたカレーが格安になる(700円→550円)ことが有名だが、実は、洋食、刺身、焼魚なんてのもある食堂だ。

今日は、金曜日でもなし、せっかくだから豪儀にとハンバーグ定食。といっても780円。だけれども、ハンバーグに海老フライが2本、半熟の玉子にスパゲティ。キャベツやトマトつきで、子供の頃に食べたお子様ランチを思わせる懐かしい盛り合わせ。さすがにご飯は、大きな茶碗の気前のいい盛り。もちろん旗はたってない。

調理をするご主人が、時折「おかあさん、アレ取ってきて」などと声をかけ、おかあさんが狭い店内を上手に行き来しながら、料理を運び会計をする。その呼吸、姿に、長い間に築いた信頼が滲む。最終営業日はまだ未定。「できる限り続けたい」というお気持ちだそうだ。「ありがとうございました、またね」と送られると、定食のご飯なしでも取って、飲みに来なくちゃならないなぁという気がしている。

【おまけ】続きを読むでは、せっかくなので、もう一つの「三原」について。以前伺ったときのことを少々。

【お店情報】
カレーコーナー三原 銀座5-10-2 三原橋地下街 地図

 
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さて、もう一方の「三原」の話。こちらは、銀座4丁目側。地下街入口に「季節料理」と掲げられている方の店。所謂居酒屋といった風情の、女将さんが一人切り盛りする店だ。コの字のカウンターに、右手には小上がり。先輩方がカウンターに小上がりにといらっしゃったけれども、暖簾を潜った気配に、自然に一つづつ詰めてくれたりして、『嗚呼、好い酒場だ』と思う。

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確か、〆鯖に瓶ビール。続いて菊正の燗酒。見た目の素朴さよりもずっと脂がのって、好みの〆具合にグッと来て、烏賊の腸炒めなぞをお願いしたと思う。

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そのうちに、カウンターの先輩方は一人二人と店を去る。まだ9時よりも随分と前。この日は12月の忘年会シーズン真っ只中だ。

確かに、この店は忘年会には向かないと思う。けれども、一人背負った何かをちょっと下ろすには具合が好い。猪口を片手にぼんやりと眺めるカウンター越しの景色も飾り気はないが温かい。ここももう少しすると...なんてしんみりしていると、「よかったら、お団子どう?」とにっこり笑う女将さん。そんな大らかさと距離感が胸に沁みるのだ。

こちらの「三原」もまだ営業中。近日中に、二つの「三原」の梯子だろうか。

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コメント

ここのご主人は年明けの時点で
まだ立ち退きにサインしてないとどこかで見ました
なんとかここの地下街は残せないんですかねえ

もうひとつの三原はもう移転しちゃったんですか><

投稿: ぶひ | 2013年2月27日 22:44

●ぶひさん
まぁ、そう遠くない日に
立ち退き→地下街はなくなってしまうんでしょうねぇ

もう一つの三原さんは、↑に書きましたように
まだやっていらっしゃいますよ

投稿: のむのむ | 2013年2月28日 07:34

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