あなご屋 銀座ひらい めそっこ 箱めし （銀座）

夏といえば、鰻に穴子、鱧、太刀魚と長いもの。あまり日常のランチには縁遠そうなものばかりだが、そうだそうだと、気になっていた先月オープンの穴子専門店へ出向く。

穴子の店と聞いて思い出すのは「日本橋玉ゐ」だが、店のFacebookによれば、ひらいは「日本橋玉ゐ」の初代の店長が開いた店だそうだ。しかも、７月末までは料理が半額（半額券付きのちらしが配られていたが、ちらしがなくても大丈夫）。ならば一つ行ってみようという気になるというもの。
　
頂いたのは、看板という「めそっこの箱めし」。「めそっこ」とは鰻や穴子の小さく細いもののことを云うだそうだ。これが１本のったランチ箱めし(通常1,000円)もあるが、せっかくだからと２本乗った「ならび」(通常1,500円)を。

めそっこは「煮上げ」と「焼き上げ」から選べるそうで、両方(+50円)をお願いしてみたが、タレの焼けた芳ばしさもいいし、ほろほろとほどける煮上げも捨て難い。柚子皮に、胡麻、葱に山葵。卓上には山椒と薬味が豊富で、こうなると、めそっこが２本ではなく、３本、４本乗った箱めしがあるのも成程というものだ。ちなみに、+150円で味噌汁を肝吸いに変更することもできる。

隣の方が召し上がっていた穴子のひつまぶしも旨そうだったし、一品料理の穴子の焼き物や酒盗なんかも気になるところ。勿論、７月中は、夜も料理は半額だそうで、穴子で一杯もいいなァとスケジュールを睨み中。

【お店情報】
あなご屋 銀座ひらい　銀座5-9-5 長屋104
（中華三原やグラマシーテーブルのある小路の一番奥） 地図