慶楽 鶏肉粥 （有楽町）

昨晩の楽しい会に、二日酔いではないが、胃に元気がない。こういう時に頭を過ぎるのは中華粥だ。

向かったのは慶楽。分厚い品書きの、確か一番下のインデックスに「粥類」とあるのに気づいてたのは最近のことだ。メニューの豊富さでも知られるここでは、中華粥も、五目粥に、鶏、豚、牛に魚。モツ入り、鮑粥とバリエーションは豊富だ。モツ入りなんかをお願いしたいところだが、今日は鶏肉(950円)。

真っ白い粥には油條。他には、葱と生姜、香草だけのシンプルな顔だが、その素朴さからは想像できないほどのコク味と熱さに、胃がグングンと動き出す。粥の底のほうには、ぶりぶりとした鶏肉がゴロゴロと隠れていて、しっかりと鶏肉を食べた感覚にもなる。

通い慣れたサラリーマンの他、おばあちゃんとお孫さんなんていうお客さんもいらっしゃって、夏休みらしく微笑ましい。あの冷麺は、この夏の思い出になったろうか。

【お店情報】
慶楽　有楽町1-2-8　地図