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2013年9月18日

さとう 焼魚(鰯)定食 (銀座)

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いつもよりワンブロック先まで行ってみようと歩いていた銀座コリドー通りを、ちょいと左折したところで、「冷汁」と書かれた看板を目に入った。ロックフィッシュ等が入るビル。3階までエレベーターで上がってみれば、営っているのか不安になる、静かで薄暗いフロアの突き当たり。鶯色の暖簾が目印だ。

冷汁のつもりで来たはずだが、通されたカウンターの目の前には、旨そうな魚がズラリ。予約の方の分らしい、串を打たれた新さんまは、切れ込みの端から、脂の乗った身がちらちらと見え隠れする。品書きを見れば、焼魚の欄には、新さんまに塩鯖、鯵、鰯に鱸。うーむと悩んでいると、御主人が、今日は鯛もありますよなんて声を掛けてくれるから、さァ大変だ。

悩みに悩んで、結局は好物の鰯。注文をしてから焼くから、待つこと15分ばかり。その途中も、プツプツと焼けて脂が噴く音がするから堪ったもんじゃありゃしない。

待ちに待った鰯は2尾。鰯の何が好きかって、頭から骨から内臓から、丸々食べられるところ。気分的には酒が欲しくなるところだが、旨いご飯もいいもんだ。アラ入りの味噌汁に、噛むとジュワッと出汁を感じる出汁巻、小鉢に、自家製の漬物。デザートに胡麻プリンまで付いて満足、満足。

寡黙そうだが、気軽に話しかけてくれるご主人と女性がお一人のこじんまりとした店。料理にも店にも派手さはないが、日常にちょっとした潤いをくれる普段着の好い店。

【お店情報】
和の菜彩 さとう 銀座7-2-14 第26ポールスタービル3F 地図

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