アンドラ・モンターニュ@青い森コテージ (南魚沼)
昨年の12月19日。火災で全焼し休業を余儀なくされたオーベルジュ・アンドラ・モンターニュが、同じ12月19日に帰ってきます!。写真は、9月29日に撮影したもの。以前のイメージを変えないながらも、レストラン部分はグッと広くなり、客室のレイアウトも少々変更。この日は、まだまだ工事途中、木屑もいっぱいだったが、日に日に出来上がっていく様子を、Facebookで見るにつけ、嬉しく、ぴっかぴかのアンドラに行ける日への思いが募る。
この日、アンドラ・モンターニュを訪ねたのは、新しいアンドラを見に行くことだけが目的ではなく、アンドラの裏手にある青い森コテージでの仮営業も目的の一つ。「アンドラとは勝手が違うから」云うが、アミューズからディセールまでの7皿は、やっぱりアンドラ。うっとり、にっこりの繰り返し。
ポルチーニとマイタケのおから&ズイキのピクルス
地味なイメージのおからが、ポルチーニとマイタケで、こんなにも芳醇でリッチな香りと味わいになるんだとびっくり。
ワカサギのエスカベーシュ
まだ小さいワカサギは青森産。野菜のフレッシュさと酸味で、爽やかさや若々しさが全面に溢れ出る。
サンマを半生に焼いて、ゴーヤとキュウリにのせて
秋刀魚にゴーヤ?胡瓜?と不思議だったが、凄い掛け算だと分かる。秋刀魚の焼き加減、肝ソース、ゴーヤや胡瓜の厚さ、燻香。それらが立体的に組合わさり、交差する。
秋サーモンのムニエル
イクラ仕立て
身厚のサーモンは、香ばしい皮めとふっかりした身の美味しいこと。イクラを混ぜ込んだパプリカのソースは、いくらがプチッと割れるたびに、コク味を増すのも愉しい。
岩手地鶏のコンソメ
スープも、ここの来たと思うものの一つ。こんなにも澄んだ輝く色のスープなのに、その香りの躍動感たるや。
雌の仔鳩胸肉のロティは、巨峰の実をふんだん使ったソースで。糸うりが添えられているのが新潟らしいところ。
塩沢産
山栗と里栗で作るガトー
こちらも地味な見た目だが、ぎっしりと濃密な栗とじわじわと広がる滋味は圧巻。
この日はあまりに嬉しくて、ついつい調子に乗り、いつも以上に飲んだが、それでも朝はスッキリお腹が空いて目が覚めるというのも、アンドラ。朝は、自家製のベーコンやハム、精力感たっぷりの野菜などを頂いて。
新しいアンドラ・モンターニュには、当然、すでに予約済み。全焼して1年での再開は、驚きだし、本当にうれしいが、その裏には、オーナーとマダムの頑張りと、お二人を慕う多くの方の支えがあったからこそ。そんな姿を見ていて、ますますファンになってしまった。再会が、いまから楽しみで仕方がない。
【お店情報】
オーベルジュ・アンドラ・モンターニュ 新潟県南魚沼市宮野下1191-1
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