三州屋 カキフライ定食 （銀座）

猛烈にカキフライが食べたい。しかも、三州屋のカキフライ限定。我儘なものだ。けれども、こればかりは譲れない。雨が降ろうが、寒かろうが、食べたいものは食べたいんだ。

昼時だが、珍しく少し落ち着いた様相。おねえさんと目が合うと、「そこのカウンター入って」と席指定。ホワイドボード目の前だが、書いてある内容なぞ確認せずに発するのは、勿論「カキフライ定食」(1,300円)。

先月のカキフライはゴツゴツと衝撃的に大きかったが、今月は丹精な顔立ちの美形なカキフライ。これも、一つ一つがしっかりと成長してきた証だろう。芥子をちょいと付けて、どれどれを口に運ぶと、噛んだ傍から美味しいエキスがたらたらと染み出て、断面なんてちょっと艶めかしいほど。旨みものって、寒さも増してを実感する。

ホワイトボードに目を遣ると、カキフライの隣にはアジフライ。カキ・アジの盛り合わせなんてやってくれないかなァなんて考えるのは、邪だろうか。

【お店情報】
三州屋 銀座店　銀座2-3-4　地図