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2014年1月19日

オーベルジュ アンドラ・モンターニュ (南魚沼)

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1年間休業していたアンドラ・モンターニュが、昨年12月19日に再開。ここ数年、定番化している「アンドラ モンターニュ」での年末も、めでたく再開。毎年、ここで顔を合わせていたご家族とも2年ぶりに会って、子供たちが大きくなっていることにびっくりしたりして、いつもの年末が戻ってきたことを実感する。

外観の印象はあまり変わらないが、中は色々とグレードアップ。ソファを置いたサロン的なスペースが出来たり、レストランスペース、厨房、階段の位置が変わったりして、面白さ、居心地の良さはグッと増している。テーブルとキッチンの間に距離が出来たのが、若干寂しいところだけれど。

 

一方の料理は、「やっぱりここに来た!」と感じさせる食材からなるシェフの料理のオンパレード。今回は1泊目のディナーをご紹介。

 

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甘海老のバター煮とブリ一切れ
運ばれてきた途端に甘海老とバターのふくよかな香りがテーブルを包む。皿に目を移すと、目の前には華やかな色味。鼻から目からの誘いに、ググッと胃が動きだす。
鰤は、実は予定にはなかったもの(だと思う)。着いたときに、富山から来た話をしたところ、「鰤は食べました?」「そういえば食べてない」「そっか、今日は予定にないなぁ」なんていうやり取りがあったから、メニューをみて「あれっ」といった次第。極めてシンプルな造りだけれども、その塩梅の素晴らしきこと。

 

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健牡蠣のクリーム煮 柚子の香り

アンドラ系列でお馴染みの「健牡蠣」。広島は牡蠣の産地として有名な地御前の牡蠣。プリッとして雑味の少ない牡蠣に、クリームと爽やかな柚子。と思いきや、ブルーチーズがふわりとしたりして。そうそう、この感じにトキメクんだ。

 

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能生の真鯛のムニエル 紅芯大根添え
アンドラで使われる魚のほとんどは新潟は能生のもの。太平洋側のものとは印象の違う透明感。脂はのっているのに質と品が好い。この真鯛も、しっとりと極細やか。皮目の香ばしさと食感がより活きるというもの。

 

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牛蒡のスープ

訪ねる度に楽しみの一つはスープ。魚のアラや、牛や鹿、カボチャ等の季節の野菜を使ったスープは一つの楽しみ。この日は牛蒡。その皮、身のほくほくした様、育った土の香りまでもが脳裏に浮かぶほどの素材感。

 

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フォアグラのリゾット

その上には白トリュフと、香りも味も贅沢な一皿。

 

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ベッコフ

アルザスの郷土料理ので、本来はベッコフ鍋といわれる鍋で作る白ワインの煮込み料理。肉類とじゃがいも等の野菜を入れて、煮込むものだそうだ。この日は、牛に豚、羊と勢揃い。たっぷりの野菜もほろほろ、肉類も柔らかく、体にほんわりと沁み込んでいくよう。

 

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パリブレスト

この日お誕生日だったお客様用のスペシャルデザートを作られたのを、我々用にアレンジしてくれたもの。お誕生日の方用には、名前入りの大きなパリブレストが。かなり羨ましい。

 

朝食もこれまでと変わらず、逞しい葉のサラダとスープ、自家製のベーコンと玉子。ヨーグルトとフルーツ。そうそう、部屋の居心地もグレードアップ。寝心地バツグンのベットはもちろん、ソファに床暖。美味しい料理とワインと、快適な寝床。『飲み食い眠る、しあわせ』とは、本当にこのこと。


宿泊していた2日とも満室(聞けば、年明けもずっと満室が続いていたそうだ)。みなさん、アンドラ・モンターニュの再開を待っていた人ばかり。これも、オーナーとマダムのお人柄あってこそだ。これまでいらした方も、これからの方も、ぜひ。雪の季節も、夏の避暑にも。

【お店情報】
オーベルジュ・アンドラ・モンダーニュ 新潟県南魚沼市宮野下1191-1

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