泰明庵 せりセイロ (銀座)
前回、泰明庵に伺ったときに、気になった「せりセイロ」(1,100円)。行こう行こうと思っていたら、お先に召し上がった方から「よろこびをわかち合いたくコメントいたしましたー」なんて嬉しいコメントを頂戴したもんだから、もう辛抱ならない。
例によって、短冊を見ずに、腰掛けながら注文をする。短冊を見るのは、注文の後。隣の人のアレは何だろう。嗚呼、あられそばなんてあったんだ。ここならいい魚介が入るから、旨いだろうなぁ。次来るころには、もうないよな……。一頻りの想像タイム。
すると、厨房のほうから芹の香りが漂ってきた。頃合い的に、あれはきっと自分のだ。目線をやると、やっぱりこっちに近づいてきた。「お待たせしましたー」と運ばれてきたお膳に載った、温かい汁には芹がドン。なるほど、こういう感じか。せりそばの、蕎麦を掬い上げたときの噎せ返るような香りはないものの、汁をつけ、啜るほどに、ほわりほわりと芹が香る。そして、かけ汁よりも濃いつけ汁と芹の相性の好いこと。形が変われば、味わいも変わる。いやいや、面白いなぁ。
偶然にも、お隣の方は、せり肉セイロ。短冊にはないが、せりかしわセイロなんかもやってくれるそうだ。さぁて、次来るときは何にしよう。偶には、ゆっくりと短冊を見てから、注文してみようか。
【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図
| 固定リンク
コメント
のむのむさんって
牡蠣ラーなのは知れわたってると思いますが
実はセリラーでもあるような希ガスw
ここで昼下がりにまったりと呑みたいでござる
投稿: ぶひ | 2014年3月19日 20:06
●ぶひさん
おっしゃるとおり、芹大好物です。
だから、秋冬は忙しいんですよー笑
投稿: のむのむ | 2014年3月20日 08:00
芹の季節ですね。
あの、パキパキした歯ざわりと、
口のなかで拡がる、カプセルが弾ける い~い匂い!
ワシの棲まう地では、このような洒落た店も献立も無くって、
芹や根三つ葉を八百屋!で買ってきて、
パリパリ・しゃきしゃきと思いっきり喰らってます。
(あの、paki と bari って、ディスプレイ画面では、
よう判らんのねえ)
鼻腔にはじけるい~い匂いが堪らないな~あ。
ご近所の「小洞天」で、その昔食べた、
クレソンそばって思い出しましたん。
ラーメンの上に、クレソンが思いっきり載っていて、
柔道だったら寝技で即!降参状態! 嬉しい驚きでした。
が…生のクレソンをスープに浸すと、アララ?
そのスープがぬるま湯状態になってしまいましたん。
結局・薬局・郵便局でした、って云うお話。
投稿: よろヨレ爺 | 2014年3月20日 12:18
●よろヨレ爺さま
少しお名前が違うようですが、お久しぶりですでよろしいでしょうか?
芹、私も八百屋で買いますよ~
あの食感と香りが堪りませんよね。
そして、クレソンそば。気になります~
近くの小洞天にもあるのかしらん?
投稿: のむのむ | 2014年3月22日 10:23
セリセイロ堪能されたご様子ですね、間に合ってよかったー。
のみのむさんのさすがの表現力で、読むだけで
あの香りと歯触り、そしてそうです!あのちょい濃いめの汁が
よみがえってきました。うーん、また食べたい。。。
ブログ、応援しています。
これからも、素敵なお店ご紹介くださいね。
投稿: ram | 2014年3月23日 14:48
●ramさま
先日はありがとうございました。
もう居ても立っても居られなくなってしまって(笑)
芹と、あの濃いめの汁の美味しさ、あれは大発見!
そう思うと、せり肉セイロも良さそうだなぁと
また新たな妄想が広がってきてしまいました。
こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します♪
投稿: のむのむ | 2014年3月23日 19:32