古郁 鶏炭焼き (銀座)
先週、泰明庵を出た後、少し時間があったから、6丁目から7丁目辺りを散策。すると、7丁目の新しめのビルの前で、和服姿の女性が新店の紹介をしているところに出くわした。「ランチもやってますので」とチラシを頂戴したのが、今月オープンした古郁。
カウンターと、反対側には個室があるらしい。カウンターは、靴を脱いで座るスタイルだが、足元は床暖房でぽかぽかと温かい。ランチメニューは、先日のチラシよりも充実していて、鶏炭火焼き、豚ロース生姜焼き、豚しゃぶ(以上1,000円)、干物炭火焼き(1,100円)、鯛茶漬け(1,200円)というラインアップ。これらに、八寸やデザートなどを付けることもできるそうだ。
鶏炭火焼きをお願いすると、串を打って焼き台へ。目の前のカウンターの上に、小鉢、香の物と揃えられていき、そして、焼けた鶏肉を並べられたときに驚いた。炭と脂の芳しく、食欲を誘う香り。もう気が急いて仕方がない。
全て揃って自分の手元にやってきたが、そこには、具沢山の白味噌仕立ての粕汁に、土鍋で炊き立てのご飯。季節らしい蕨のお浸しに白身の魚の南蛮漬け、香の物。うわぁ、これは佳いなぁ。ときめくな。特に、汁物やお浸しはツボ。いつもはしないご飯のお代わりも、これには抗えない。
この値段の中で、できること、やれることを精一杯。ハマる店に出会えた嬉しさと高揚感で、ニヤニヤする帰り道。次は干物か、はたまた鯛茶漬けか。それだけが悩ましい。
【お店情報】
古郁(こいく) 銀座7-2-8 高谷銀座ビル5F 地図
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