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2014年3月28日

岩戸 いわし天ぷら (銀座)

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今日は鰯。銀座で鰯のランチといえば、東銀座のいとうもいいが、今日はサイズのあるふっかりした身を味わいたい。そういう時なら、岩戸のいわし天ぷらだ(890)円。

豚汁やまぐろ重などは、腰かけるとすぐに出てくるが、いわしや穴子などの天ぷら類は、注文が入ってから揚げるため、少々の待ち時間。偶には、忙しく働く板前さんの働きぶりを見るのも、好いもんだ。

「お待たせしました~」と運んでくれたいわしの天ぷらは、軽く15cmオーバー。天つゆに軽く浸して、ご飯にワンバウンドさせてパクリ。サックリした衣の下は、待ち望んだふっかりした鰯。湯気が立ち上るほど熱々だけれども、噛むのを止められない。旨みと脂が口中に広がったところへ、ご飯と蜆汁を放り込む。そして、また鰯。幸せのループ。

不思議と岩戸には、春というイメージがある。豚汁なら冬だし、冷汁なら夏なのに、なぜだろうと考えてみた。自分がここに初めて連れてきてもらったもの春だったし、4月になって、新入社員や転勤で異動してきた方が、誰かに連れられてくる店という印象のせいだろうか。

そんなことを思いながら、外に出れば、昨日よりも、明らかに色付いている桜通り。そうか、この桜色の景色が、その印象を強くしているんだ。フレッシュな出で立ち、緊張気味だけれど、どこか晴れやかで――。自分にも、そんな頃があったかな。どうも、春はセンチメンタルになっていけない。

【お店情報】
岩戸 銀座店 銀座1-5-1 第三太陽ビル 地図

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