三州屋 カキフライ定食 (銀座)
もう春本番のような陽気に、随分と牡蠣フライ熱も落ち着いてきたが、やっぱり最後はここでと三州屋にやって来る。
なぜか三州屋で宴会をすることが多かった2月、3月。その度に、やっぱりカキフライを頼む訳だが、宴会だとシェアするから、一人で一皿食べることなんてなく、旨いなァと頬が緩む一方で、どこか物足りなさを感じてしまっていたのだ。だから今日は、一人一皿独り占め。
それにしても、何度見ても、心が躍る。粗い衣を纏っても、ぷっくりと肥ったフォルムが分かる牡蠣フライ。頬張れば、衣に守られていた成熟した旨みがドバーッと溢れて、今年も良く育ってくれましたと思わず感謝。そして、咀嚼するたび、その旨みが衣や油と混じり合って昇華する。う~ん、これこそ牡蠣フライの醍醐味。
もう一口、もう一個。終えてしまうのが勿体ないと思いつつ、それでも夢中で箸が動いてしまう。そうして思うは、やはり一人一皿。無理な話だが、欲を云えば、後1、2個追加してみたいところだ。
壁を見れば、先日にはなかった「ワラビのおひたし」なんて短冊が。桜の開花ももうすぐそこ。
【お店情報】
三州屋 銀座2-3-4 地図
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