蜂の子 カキフライ (築地)
温かくなってくると、あれだけ「牡蠣、牡蠣」云っていたのに、自然と欲求が落ちつてくるのが不思議なところ。今年もいろいろ戴いたなァ…と振り返っていたら、そういえば、タルタルソースで食べるカキフライを、ほとんど食べていないことに気付く。おそらく、シーズン初頭のレバンテのほか、一つ二つあるかないか。
そう思うと、途端に食べたくなってくるから可笑しいものだ。タルタルソースの牡蠣フライならと訪ねたのは、蜂の子。まだメニューにあるか少々不安だったが、入口前のボードには、カキフライ様(1,450円)の麗しき姿の写真。
腰を掛けるなり、直様お願い。時間にして10分少々だが、待つ時間の長いこと。待ちかねた白い皿には、美しく成形されたカキフライが5つ。衣の隙間から透けて見える肌はぷっくりと張って、何とも欲を刺激する。堪らず食らいつくと、衣を感じさせないほど真っすぐに感じる旨み。一口頬張るほどに、一々感嘆の息が漏れる。そして、もう一つの素敵はタルタルソース。牡蠣殻にたっぷりと装われているだけでもグッとくるが、さっぱりとして薬味的で、好いアクセント。
壁に掛けられている夜のメニューを見れば、牡蠣に変わって、蛤などが並んでいる。改めて、もうお終いなんだな――
話は変わって、4月から消費税率の変更に伴って、ランチの料金も変わるそうだ。けれども、オムライスはお値段据え置き(550円)。白スパは、まさかの値下げ(500円)だそうですよ。
【お店情報】
蜂の子 銀座1-5-8 地図
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コメント
カキフライも食べ納めかといつもは夫が出張の間にいく「ふじむら」珍しく一緒に行って来ました。この冬は数回お世話になりました。喰わず嫌いのカキフライ、きっかけは脂肪肝と健康診断で言われて牡蠣食べなきゃのふじむらさんだったのですがすっかりカキフライ好きに。夫は脳天と中落ちのハーフを食べて満足していました。情報ありがとうございました。
投稿: にゃおにゃん | 2014年3月18日 15:35
●にゃおにゃんさん
ふじむらさんにもお伺いしたいのですが、
何分遠くって、お店の混雑を考えると、
短い昼休みに行って帰ってこれるか、怪しいんですよね...
うらやましい!
投稿: のむのむ | 2014年3月19日 08:08
のむのむさん、逆に私は岩戸の豚汁まだ頑張れていません。休日だと大した距離ではないのですが、平日のランチにはお互い移動しにくい距離ではありますね。お察しいたします。蜂の子は比較的移動ライン、図書館に本を貸し借りついでの時に行ってます。
投稿: にゃおにゃん | 2014年3月19日 08:51
●にゃおにゃんあん
岩戸の豚汁は、私のペースだと、店に入ってから出るまでに
15分かからないので
もしかすると頑張れるかもしれません。
ご参考まで。
投稿: のむのむ | 2014年3月20日 07:59