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2014年4月13日

末廣屋 (大須・名古屋)

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金曜日の夕刻に名古屋。そのまま東京に戻ってきてもいいが、これ幸いと呑んでいくのが呑兵衛のあるべき姿。

 

社会人になって最初の配属が名古屋で、そこから約6年。今ほど食べること、飲むことに興味はなかったものの、上司や先輩に恵まれ、いろいろと店に連れて行って貰ったものだ。人生の先輩がご常連の、当時の自分の歳を考えると敷居の高い店が多かったけれども、地元に密着した好い店が多く、とても有り難いと思っている。

末廣屋もそうだ。大須の赤門通り沿い。「酒」の暖簾に特約店看板が、呑み心をそそる。開店は15時からだが、週末ともなると、開店30分前には店前に行列ができる人気店だ。この日の狙い目は、閉店1時間前の20時。売り切れ終いの料理はなくなってしまっている可能性はあるが、店に入ること優先。暖簾を潜ってみれば、まだまだ喧噪の真っ只中。けれども、そろそろと会計をし出す方がちらほらいて、そう待たずとも入れそうだ。

 

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とりあえずは、瓶のビールに、カウンターの大皿に並んでいる料理から、焼きあなご (250)。これらのほとんどは250円。一人で飲るにちょうどいい分量なのだ。


自分のように頃合いを見計らってきた人と勘定をする人とでテンヤワンヤ。自分の注文したものも、やや遅れがち。これならしょうがないよなぁと気長に待っていると、隣のご常連さんが、「ここの注文聞いてる?」と店の方に話してくれたり、店の方が「ごめんね、もうちょっと待っててね」と声をかけてくれたり。いやいや、好いねぇ、こういうの。

 

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そして、こちらも大皿にあった足長たこ煮(400円)。こっくりと名古屋っぽく甘く煮つけてあって、温い酒が恋しくなる。燗酒は、一升瓶を突っ込んだ酒燗器から大きい徳利でたっぷりと。

 

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さぁて、こちらの名物を貰いましょうと、お願いしたのは鮪(600)。かなりの厚さ、赤味と聞くが、トロに近い適度に脂がのったもの。この店では高級な部類になるが、人気なのもなるほど。

 

時計の長針も180度を回る頃になると、大皿の料理も売り切れのものがほどんど。まだ少し残っていたスナップえんどうを貰う。たっぷりとした生姜で食べると、青々としてシャキシャキ。爽やかだ。あまりに楽しくて、最後のほうは写真を取り損ねてしまった。

 

この日は二人で3,600円位。大体一人2,000円もあれば十分の大衆価格。それにしても、閉店間際になっても、まだまだ賑やか。たまたまカウンターで隣り合った人と、語らい笑い合う。こういう雰囲気こそが繁盛店たる所以だろう。これにすぐに馴染んでしまえる自分も、大人になったということか。

 

【お店情報】
末廣屋 
中区大須3-16-4 地図

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コメント

ありゃ こちらに来てたんですね 

ここも名古屋では老舗ですな
遠い昔に二回ほど行った記憶がありんす 

わしの今んところの名古屋ベストは
ご存知かもしれませんが金山の大安でし

投稿: ぶひ | 2014年4月14日 01:55

●ぶひさん
もう2か月くらい前ですけどね。
他にも行きたいところはありましたが、
場所とか、いろいろ考えると、ここに落ち着きました。
昔行ってたときよりも落ち着くのは
自分が年をとったせいなんでしょうなw

投稿: のむのむ | 2014年4月14日 07:52

歩いて5分の近所に住んでいます。昼から飲めるのは嬉しいです♬

投稿: nmzk | 2014年4月14日 10:23

のむのむさん、こんにちは。
末廣屋さん、良い店を紹介いただきありがとうございます。

大甚とハシゴをかけるのに丁度良い距離感の立地。

そろそろ、名古屋呑みをしたくなってきましたw

投稿: nobi | 2014年4月14日 12:17

●nmzkさま
それはうらやましい!
あの場所で呑めるのは、素敵ですね。

投稿: のむのむ | 2014年4月15日 07:50

●nobiさん
出張でいかれる方だと、大甚とハシゴをと考える方が
多いようですね。
もうちょっと気軽に入れるといいんですけど。

投稿: のむのむ | 2014年4月15日 07:54

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