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2014年7月13日

休 (高円寺)

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高円寺駅の南側、長仙寺界隈。少々街灯も人通りも少ない通りに、ぽつりと点る灯り。こういう灯りについつい引き寄せられてしまうのは、飲兵衛の性というものだろう。そして、こんな風に惹かれてしまう店は、大体好みの面白い店が多く、ここ「休」もその一つだ。


カウンターのみ、10席弱の小体な店。この体の店はこの界隈にも沢山あるが、ここには、そこに居合わせた客が、つい先程まで知らぬ者同士だったのに、不思議と会話が弾んでしまうのが面白さがある。ある時は居合わせたお二人の結婚を祝ったり、またある時は、近く個展を開くという方から写真の話を伺ったり。それも街の雰囲気と、お一人で切り盛りする女将、休さんのお人柄の故だろう。

 

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会話も佳い酒の肴だが、口に嬉しい肴も沢山。休さんが拵えるカウンターに並べられ大皿料理に、刺身、気の利いたちょっとした酒のアテ等がズラリ。先ずはの
お通しからして、飲み心をそそられる。ある日のお通しは、豆腐に、挽肉、葱、なめこでトロリとさせた餡をかけたもの。口当たりが良くて、喉をつるりと落ちていくから、後を酒に追わせたくなる。

 

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刺身も旬のものが入っていて、ある日は飛魚のなめろう。

 

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またある日は、活蛸。思わず、おっと声が出る華やかな盛り付けに見惚れて、戴く前にとりあえず一口と、盃を手にしてしまう。

 

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カウンターに並ぶのは、春ならば新筍だったり、ばい貝の旨味だったり。写真は緑の野菜を数種類入れたお浸し。染みた出汁も然ることながら、削り下ろしの鰹節の香りの芳しいこと。

 

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つい最近伺ったときには、夏を知らせる玉蜀黍のかき揚げ。サクサクだけれども、嚙むほどに、とうもろこしの甘みがぐわりと広がって、また酒をぐびり。

 

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もうちょっとと思ったならば、アボカドの糠漬けがおすすめ。伺って以来、ずっと気になっていたもので(しかも150円!)、隣り合わせたご常連さんの注文に乗っかってのお願い。1日程漬けるそうで、糠漬けの香りや熟れ感はあるけれども、アボカドらしさも損なわず。こっくりとして、日本酒や焼酎のツマミに好いなぁ、これは。

 

日本酒は10種類弱。定番どころもあれば、今時期なら夏酒も幾つか。個人的には、5種類ある出汁巻き玉子を制覇したいと思っているが、他にも魅力的な肴が多すぎて、先は随分と長そうなのだ。

 

【お店情報】
小料理 休 高円寺南3-56-5 地図

 

【お知らせ】

昨年惜しまれつつ閉店したおおはま@阿佐ヶ谷が、鎌倉に場所を替え、再始動!パワーアップした様子は、来週あたり書ければと思っています。

鎌倉 おおはま 鎌倉市御成町4-15 みゆきビル101

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