三州屋 カツオ叩き・鳥豆腐付き （銀座）

今日は、牡蠣フライではなく、鳥豆腐を求めて三州屋。ガラリと引き戸を開ける瞬間は、満席だろうかと心配していつも緊張するが、入ってみれば案の定今日も大賑わい。けれども、丁度席を立つ先客がいらっしゃって、無事、着席と相成った。

ホワイトボードを見て、鳥豆腐が付く定食を確認する。金目鯛に銀むつの煮付け、あじの叩きに、おお、珍しいカンパチか。その間に隙間があるってことは、もう終わった品があるということか…。短い間だが、大いに悩んで、カツオの叩き(1,050円)をお願いする。

フライものは少々時間がかかるが、煮物や叩きは、あっという間に揃う。それにしても、むっちりと艶めかし鰹だこと。たっぷりと添えられた薬味が、これまた好いもんで、もっちりとした鰹にお似合いだ。

鳥豆腐は、相変わらずの旨みたっぷりの見事な黄金色のスープ。傍らにお銚子の１本でもあれば最高なんだが――、なんて思っていると、奥から「お銚子もう一本」なんて声。羨ましいったらありゃしない。壁にずらりと貼られた短冊には、待っていた「かき豆腐」に「かき塩焼」。夜にまただな、こりゃ。

【お店情報】
三州屋 銀座店　銀座2-3-4　地図