貝縁 とんてき (有楽町)
カレーも食べたいし、ベトナム料理も食べたいし、なんて食べたいものがはっきりしない状態で、やってきたのは有楽町ビル。ここならば、カレーもベトナム料理も、アジフライだって食べられる。
そう思ってやって来たが、ひっかかったのは「とんてき」。三重の蛤問屋直営の店「貝縁」で出ていた日替わりメニュー(900円)。自分の地元の三重だってこともあるし、相変わらず、厚い豚肉が気になるし。
厨房から離れた席だったが、ジュージューと焼ける音がなんともそそる。厨房横のカウンターなんかに座っていたら、取りあえず、音と香りで飯一杯なんてことになりかねない。
届いたとんてきは、予めスティック状に切ったスタイル。片方に筋を入れたグローブ状が「四日市とんてき」の特徴の一つというが、棒状、スティック状に切ったタイプも「四日市とんてき」というのだから懐が深い。黒みのあるタレは甘辛く、これぞご飯が進む味。このタレは、とんてきの相棒、千切りキャベツのタレとしても相応しく、キャベツもモリモリ食べ進む。
それにしても、この赤出汁は、何度食べても母の味噌汁に似て、酷く懐かしい気持ちになる。
【お店情報】
貝縁 有楽町1-10-1 有楽町ビルB1 ぐるなび
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