三州屋 カキフライ定食 （銀座）

カキフライが食べたいけれど、アジフライも食べたくて、向かったのは、東京交通会館地下の飲食店街。大正軒か、そのお隣のあけぼのならば、カキとアジの盛り合わせが食べられるはずとやって来た。が、ちょうど降り始めた雨のせいか、両店ともいつもの５割増し位の大行列。これじゃなぁと断念して、向かったのが三州屋。こうなったら、旨いカキフライを満喫するんだ。

どこか揚々とやって来たカキフライは、前回お目にかかったのとは、明らかに違う存在感。重なりあったカキフライが形作る立体感に、圧倒され、心が躍る。

口にすれば、一口では入りきらない程の胴回りに目を見開き、噛めば、厚みを増し旨みも増した身に感嘆。箸先を見遣れば、タラリタラリと溢れ出るエキス。断面なんてちょっと艶めかしいほど。ああ、旨いなぁ、やっぱり。

寒さが増しているのを実感する今日この頃だが、牡蠣は寒くなってからが本番。寒いのは苦手だが、牡蠣が旨くなるなら大歓迎だ。

【お店情報】
三州屋 銀座店　銀座2-3-4　地図