泰明庵 かき南とじうどん (銀座)
1週間牡蠣を食べていないもんだから、もう食べたくて仕方がない。問題なのは、どこの、どんな料理が食べたいか。ご飯じゃないし、玉子も食べたい気分だし――、とあれこれと牡蠣の料理を思い浮かべる。そうだ、それなら泰明庵。かき南とじの蕎麦か饂飩なんてどうだろう。
寒空の雨降りのせいか、誰も座っていないテーブルがあったりするほどの、珍しい空席ぶり。ちょうど空いていた品書きが良く見えるテーブルに腰掛けて、壁一面の短冊を眺める。「かき南とじ丼」(1,550円)はあるけれど、そば・うどんは見つからない。でも、「かき南とじ」はあるから、きっとやってくれるはずと聞いてみたら、「大丈夫ですよ~」と余裕綽々(1,450円)。
「おまたせしました~」と運ばれてきた丼の中には、待ち焦がれた牡蠣と玉子。牡蠣はゴロンゴロンと7つ程。温められ玉子でとじられた牡蠣は、食べるとフワンと潮の香り。牛蒡や葱、貝割れに海苔も入って、食べる場所によって、いろんな香りがふうわりふわり。そうこうしていると、出汁にも旨みが伝わって、変わって行くのも面白い。あと、うどん。ここのうどん、柔らかくてしなやかで、やっぱり好きだ。
並ぶ短冊の中には、蕗の薹等、山菜の天盛りや、そら豆が並び始めた。牡蠣の仕舞いも勿論だが、芹の根っこの仕舞いも気になり始めた。
【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図
| 固定リンク
コメント
泰明庵のうどんは柔らかなんですか!
やま半の「松山名物鍋焼きうどん」に続き、こちらも後追いしてまいります。
松山の鍋焼きうどん。想像より甘めのお汁で以外でしたが、
美味しかったです。通し営業のようですし、使い勝手が良いお店ができて嬉しいです。
投稿: KYすけ | 2015年2月19日 13:04
●KYすけさん
柔らかいと言っても、伊勢うどんのようにふわふわしていませんが、
細めで、強くないうどんです。
あの鍋焼きうどんの汁、甘いですよね。
ちょっとサイズが小さめなので、飲んでつまんで、〆でっていうのでも
よさそうですよね。
投稿: のむのむ | 2015年2月20日 08:02