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2015年2月22日

SCENT HOUSE (丸の内)

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丸の内に現れた白州の森で、香りの饗宴


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今さら新年会の話になるが、「丸の内で飲みませんか」と誘って頂いたのが、日本生命丸の内ガーデンタワーにある「
SCENT HOUSE」。入口を入ってすぐには、木の下で飲むかのように設えられた円形のバーカウンター。

 

その奥のテーブル席も、木の温かみを感じさせる空間。さらにその先には、皇居和田倉壕を望むテラス。都会的だが、古材等を巧く使っていて、コンセプトが「森の蒸留所」とも呼ばれる「白州蒸留所」であるというのがなるほどと思わせる。

 

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料理も、白州の森や若葉の香りに合うよう、香りに拘ったものばかり。メニューブックには、「包み込んだ香り」とか「○○香る」という文字が躍る。例えば、いろんな香りを包み込んだ春巻き。4種類あるが、「もう一杯!」なんていうキャッチフレーズに惹かれて、豚肉と筍の揚げ春巻き。定番の具材だが、嚙むと包まれていた山椒や八角の香りがふわり。

 

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香りものということで、好物のパクチーを使ったサラダを発見。クレソンと合わせ、酢橘をギュギュッと絞るとパクチーらしい風味はあるものの、嫌味はなくなって、苦手な人も食べられそう。勿論、好きな自分は、皿を抱えて食べたいくらいだ。

 

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これも絶対食べたいとお願いした、よだれ鶏。辣油に山椒、ナッツに胡麻、香草等々と風味豊か。このタレはとても好きだ。

 

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白州のソーセージ&ベーコンの盛り合わせなら、燻香に加えて、オレガノ、柚子胡椒、大葉に豆板醤と個性が香る。

 

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圧巻だったのが、「骨付きスペアリブガーリック揚げ」。運ばれてきた途端に食欲をそそる香ばしいガーリックやスパイスの香り。既に存分に食べたのに、むちゃぶり付きたくなるくらい。骨付きのスペアリブがもちろん、ザックザクのフライドオニオンや唐辛子、
煎ったピーナッツが、香ばしく美味しく、呑兵衛にはこれだけでもいいつまみ。

 

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一人ならズルズルと呑んでしまうところだが、
そろそろ〆ましょうと、鯛めし。注文してから炊いてくれるもので、炊き上がりには、淡く甘い鯛の香りに包まれるが、そこへ香味醤油をジュッ~。葱や油の香りが加わって、香味豊か。最後も、香りまで美味。

 

薬味や香り好きとしては、これらをふんだんに贅沢に使ってくれるのが嬉しいところ。白州もミントが入った森香るハイボールの他、柑橘、ハーブ、香草と香りのアクセント。次はあの、円形のカウンターで独り静かに。

【お店情報】
SCENT HOUSE DEN MARUNOUCHI
 丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー2F ぐるなび

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