EIKO ビビン冷麺 (銀座)
岩戸の豚汁のようにたっぷりの汁ものか、冷たい麺かなんて、取り留めのない食欲に、我ながら呆れてしまうが、考えてみれば、そばよしなら、出汁でも冷たい麺でもいけるし、次男坊で冷や肉ってのもいい。岩戸の豚汁はもちろん、三州屋で鳥豆腐もあれば、有薫酒蔵でそうめんって手もあるか――。あれこれ考えながら歩いていると、そこは韓国料理のEIKOの辺り。
そういえば、チゲもあるなと、店頭のランチメニューを見ると、見慣れない「冷麺祭り」という貼り紙が目に入る。おぉっ、これはいいぞ。願ったり叶ったりだ。
冷麺は3種類。定番の韓国冷麺とトマト冷麺、そしてビビン冷麺(いずれも980円)。これまで頂いたチゲの辛さから考えれば、ビビン麺もきっと辛いはず。それで、ビビン麺をお願いする。
いやいや、この見事な赤い色。期待を裏切らない。食べてみると、色から想像するよりも辛くなく、酸味が程よくて好いな……と思っていたら、中盤になってくると舌はビリビリしっかり辛い。けれども、「辛い辛い、旨い」と箸が進んでしょうがない。ゆで玉子にトマト、胡瓜、大根の酢漬けとシンプルだが、辛味によく合う具が有り難い。麺の量もたっぷりで大満足だ。他のランチ同様、サラダに3種類の惣菜付き。
それにしても、相変わらず大繁盛。ピークタイムは相席や行列必至。暑いときこそ熱いものだし、サムゲタンは夏のものだし、他の冷麺も食べてみたいし。あゝ、悩ましい。
【お店情報】
韓国味工房EIKO 銀座本店 銀座1-5-2 西勢ビルB1F ぐるなび
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