ランタン・ルージュ (中野)
気軽にワインと旨い料理。だから、いつもご機嫌。
一人なら日本酒を飲むことが多いが、ワインとそれに合う旨い料理が欲しい日もある。そんなときやって来るのが、ランタン・ルージュ。店の名を日本語にすれば、赤提灯。ちょっと寄れるような気軽さと、大好きだった渋谷アンドラやアンドラ・モンターニュ仕込みの楽しさと料理があるんだから、そりゃぁ、ゴキゲンにもなるというもの。
メニューは軽いツマミ的なものから、ステーキやコンフィのようなしっかりとした料理まであるが、おすすめはおまかせ(1,800円)。その日のメニューの中から、4~5種類ほどを出してくれるというもの。この日は、初っ端から広島は地御前の「健牡蠣」の生。殻いっぱいに大きく育った身は、雑味なく、身の仄かな甘さと、潮の軽い塩味と香りが口いっぱいに広がって、むふぅ~、堪らん。
それに続いては、たっぷりのリエット。見た目の迫力に因らず、癖はなく適度な脂で、思い切り載せて頬張るのが好し。
続いて、見た目にもそそられる白子のソテー。パリっと焼かれた中には、お約束のとろりとした旨み。焦がしバターにケッパーの酸味を効かせたソースが、また食欲と呑み心を誘うんだ。
「これ何でしょう?」なんて差し出された皿がこれ。正体は、むかごのフリット。サクサクの衣の下にはホクホク、嚙んでいくほどにねっとり甘く。その食感と塩梅の良い塩気に、さぁ、ワインをもう一杯。
この日は最後にソーセージが出たはずだが、ご一緒した方と調子よく飲んで食べて話していたら、すっかり写真を撮り忘れ。盛り上がっていた北陸新幹線の話から、富山の日本酒を戴いたりしての愉しい余韻。気が付けば3時間。あっという間。
ちなみに、冒頭の健牡蠣は、5月中旬ごろまであるそう。ちなみに、GW中に伺ったところ、牡蠣のリゾットに遭遇。大麦入りで、焼いた牡蠣との相性はバツグン。気になる方はお早目に。
【お店情報】
ランタン・ルージュ 中野5-36-3 2F 地図
| 固定リンク
コメント