ランヌンビンザン ブンリューセット (銀座)
今年の岩戸の冷汁も気になるが、今日は、細い麺をつるつるっとやりたい。細いうどんやら、そうめんやらを思い浮かべてみるが、もう一つピンとこない。他に何かなかっただろうか――。それで、思い出したのが、ブンリュー。ベトナム料理店、ランヌンビンザンで、ずっと気になっていたメニューだ。蟹身と海老味噌が入ったトマト味のスープ麺。ぼんやりとは味のイメージが想像できるが、やっぱりよくは分からない。それで、食べてみたいと思っていたのだ。
暫くして、運ばれてきたのは、具がたっぷり載ったスープ麺。スープは赤味を帯びているがトマトの色で、辛さはなく、あっさり味。たっぷり載る具の正体は、厚揚げにトマト、葉野菜、もやし。それに、蟹麺と呼ばれる所以の蟹身が入った塊状のもの。
厚揚げに似たような形状で、挽肉や海老っぽいテイストもあれば、玉子で繋いだ感じもする。イメージ的には、そうだな、擬製豆腐のような。時々、ふわっと発酵香がするスープともよく合って、これは面白いな。添えられたミントの爽やかな香り、トマトの仄かな酸味と香りが、今日のような陽気にお似合い。生春巻付き(920円)。
食べてみてもまだまだ謎が多く、ネットでレシピを検索してみたが、ベトナムではポピュラーなものだからこそ、コツがいろいろある模様。益々興味が湧いてくる。
【お店情報】
ランヌンビンザン 銀座3-8-5 ぐるなび
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