オーロ かつおめし (銀座)
気になっていたランチがあることを思い出して、インズにやって来る。インズ2階の2階にあるバーラウンジ・オーロ。そこで出されている「かつおめし」だ。
生まれ育った伊勢志摩地方には、「手こね寿司」という郷土料理がある。鰹を醤油ベースのタレに漬け、ご飯と合わせて食べる料理。漁の最中、獲れた魚に醤油を付け、ご飯に手で混ぜて食べたというのが始まりと云われていて、それで「手こね寿司」らしい。子供(といっても小学校高学年か中学1年生)の頃、漁連のおばちゃんに教えて貰ったレシピで、母と作った手こね寿司が飛び切り美味しくて、それ以来の好物である。
それで、このかつおめし。貼ってあった写真が手こね寿司に似ていて、それで興味が湧いたというわけだ。
丼にわらで炙ったと云う鰹、海苔と三つ葉。鰹が想像以上に厚切りなのも嬉しいが、所々に小さい鰹が入っていて、これがいい。恐らく柵の端の切り身として取れない部分だろうが、鰹が載らない隙間を埋めて、どこを食べても鰹に当たるという気の利きよう。個人的なツボは、「ややタレだく」なこと。手こね寿司を教えてくれた漁連のおばちゃんも、コツは「漬けダレをちょっと多めにご飯に混ぜること」って云ってたっけ。
味噌汁、筍の煮物に漬物。食後にコーヒー付きで、税込700円。懐にもやさしい。
【お店情報】
バーラウンジ オーロ 銀座西2-2 銀座インズ2 2F ぐるなび
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