きつね庵 京のたぬきうどん (銀座)
あんかけの麺が食べたい。あんかけ焼きそばに、あんかけの蕎麦。あゝそうだ、きつね庵で京のたぬきうどん(850円)なんてどうだろう。
東京でたぬきうどんというと揚げ玉だが、京都では、刻んだ揚げに葛のあんかけをかけたうどんのことだ。
とろみのせいで湯気は立っていないが、箸を入れると、見るからにアッツアツ。葱と揚げ、生姜が餡とともにたっぷりとうどんに絡む。ふぅふぅ、ずずず。火傷しないように啜り上げると、熱さと生姜でたちまち喉から胃が温まる。寒い時期には格別だろうな。底冷えがする京都らしいうどんだと改めて思う。
うどんを待っている間、カウンターの端に座っていた自分のところまでも届く、反対側の端に座っていた方の「あおさうどん」の香りの高さと好さにやられた(あおさ好き)。ここならばきつねと思ってはいるが、むむむ、悩ましい。
【お店情報】
京うどん きつね庵 銀座3-8-13 光生ビル2階 地図
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