キッチン大正軒 アジフライ・カキフライ定食 （有楽町）

牡蠣フライも大好きだが、アジフライも大好きだ。「それなら両方！」と思うのは当然のことで、やって来たのは交通会館地下の食堂街。キッチン大正軒と、その隣のあけぼの。双方人気の店で、その双方に牡蠣フライとアジフライの盛り合わせがあるというパラダイス。さて、今日の行列の具合はどうかとやってきたら、珍しく大正軒の行列がほとんどなく、それでキッチン大正軒。

この盛り合わせ(1,300円)は、アジフライが２つに、中々の大きさのカキフライが３つ。さらにたっぷりキャベツにナポリタンが乗るから、皿が狭そうなだけでなく、縦に伸びる立体感も見事なもの。

ここのカキフライは、カリッと揚がった衣を噛むと、閉じ込められたアツアツのエキスがジュッと飛び出す。アフッと思わず身を引くものの、後から広がる風味に、堪らずもう一口。そうなんだ、フライなんだよ。色んな美味しいカキフライがあるが、ここのはフライという料理法の素敵さを思う。アジフライもそう。カリカリの衣が包む厚い身の柔らかさと、尻尾までピンと立った威勢の良さ。忙しいのに、ご飯を少しでも温かいものをと気にかけてくれる気持ちも嬉しい。

並んでいると、いつも先に注文を聞いてくれる元気なお姉さんがいるわけだが、今日はご不在。どうやら骨折をしたらしく、しばらく夜の営業も休みとのこと。戻っていらっしゃるのを心待ちに（⇒お昼の元気なお姉さんはご健在で、夜の料理担当のお姉さんがお休みとのことだそうです）。

【お店情報】

キッチン大正軒　有楽町2-10-1 東京交通会館 B1　地図